
Excelではバーコード作成やQRコード作成を行うことも可能である。バーコードやQRコードを作成するには、Excel上に開発タブを表示させる必要があるのでやり方を覚えておこう。
目次
Excelでバーコード作成ができると聞いたものの、やり方が分からないという方も多いのではないだろうか。バーコード作成を行うにはまず、Excel上に開発タブを表示させる必要がある。
本記事ではExcelでバーコード作成を行う方法についてまとめた。また、QRコード作成を行う手順についても解説する。
※お使いのバージョンによっては、インターフェースが異なる場合があります。
Excelでバーコード作成を行うには開発タブを出す必要がある
Excelでバーコード作成を行うには、開発タブをまず出さないといけない。開発タブを出すには、Excelの設定の変更が必要だ。
まず上部の「ファイル」タブをクリックしよう。次の画面で「オプション」をクリックする。
続いて、「リボンのユーザー設定」をクリック。
右の枠から「開発」を探し、チェックを入れよう。「OK」を押すと、設定変更が反映され、「開発タブ」が表示されるようになる。
Excelでバーコード作成を行う方法
Excelでバーコード作成を行う方法について解説する。バーコード作成を行う手順は次のとおり。
- 開発タブを開く
- コントロールを選択する
- バーコードを表示する
- バーコードの数値を変更する
ひとつひとつの手順について詳しくみていこう。
■1.開発タブを開く
まず、開発タブをクリックしよう。続いて「挿入」をクリックする。
なお、ExcelのバージョンやOSによっては「挿入」タブが表示されない場合もある。その場合は、バーコードやQRコード作成ができないので気をつけよう。
「挿入」から「コントロールの選択」をクリックする。
■2.コントロールを選択する
コントロールを選択するダイアログが表示される。ここから、「Microsoft Barcode Control」を選択して「OK」をクリックしよう。
「OK」をクリックしたら、マウスカーソルが十字になっていることを確認する。
■3.バーコードを表示する
マウスカーソルが十字になったら、適当なところでドラッグアンドドロップしてバーコードを表示させよう。「Sample」と書かれたバーコードが表示されたら成功だ。
■4.バーコードの数値を変更する
続いて、バーコードの数値を変更してみよう。
バーコードを選択した状態で右クリックし、「プロパティ」をクリックする。
Valueの欄に13桁の数字を入れてみよう。
するとバーコードから「Sample」の文字が消える。更に、入力した13桁の数字が表示されていることを確認しよう。
Excelではこのような流れでバーコードを作成することができる。
ExcelでQRコード作成を行う方法
続いて、QRコード作成を行う方法についてみていく。QRコード作成を行う手順は次のとおり。
- Barcode Control オブジェクトを立ち上げる
- QRコードに変更する
- URLを指定する
ひとつひとつの手順について詳しく解説しよう。
■1.Barcode Control オブジェクトを立ち上げる
さきほど作成したバーコードを右クリックし、「Microsoft Barcode Control オブジェクト」から「プロパティ」をクリックしよう。
■2.QRコードに変更する
続いて、「スタイル」の欄から「QRコード」に変更する。変更したら「OK」をクリックする。
「OK」をクリックするとバーコードがQRコードに変化している。画像のように「Sample」と書かれたQRコードが表示されることを確認しよう。
■3.URLを指定する
最後に、QRコードを特定のURLのものに変更する。バーコードを選択し、「プロパティ」をクリックしよう。さきほどはValueの欄に13桁の数字を入力したが、今度はURLを入力する。
ここでは試しに、dimeのトップページ(https://dime.jp/)のURLを指定した。
Valueの欄にURLを入れると、そのURLのQRコードに変化する。
作成したQRコードを読み込み、dimeのトップページに飛ぶことを確認してみよう。
以上が、ExcelでQRコードを作成する流れである。
まとめ
本記事ではExcelでのバーコード作成について解説した。最後に、バーコード作成の手順についておさらいしよう。
- 開発タブを開く
- 「開発」⇒「挿入」⇒「コントロールの選択」をクリック
- コントロールを選択する
- 「Microsoft Barcode Control」を選択して「OK」をクリック
- バーコードを表示する
- 適当なところでドラッグアンドドロップしてバーコードを表示
- バーコードの数値を変更する
- バーコードを選択
- 右クリック⇒「プロパティ」をクリック
- Valueの欄に13桁の数字を入れる
また、QRコード作成の手順は次のとおり。
- Barcode Control オブジェクトを立ち上げる
- バーコードを選択
- 右クリック⇒「Microsoft Barcode Control オブジェクト」⇒「プロパティ」をクリック
- QRコードに変更する
- スタイルの欄を「QRコード」に変更
- 「OK」をクリック
- URLを指定する
- バーコードを選択
- 右クリック⇒「プロパティ」をクリック
- Valueの欄にURLを入れる
バーコードやQRコードはExcelで簡単に作成することが可能だ。少し手順は複雑だが、便利な機能なので覚えておくと良いだろう。
構成/編集部