
LEFT関数は文字列の左から指定文字数分の文字列を抜き出せる関数だ。一方でRIGHT関数は右から指定文字数分の文字列を抜き出す。また、指定位置から文字列を抜き出すMID関数もある。それぞれの使い方を覚えて、Excelを便利に使いこなそう。
目次
LEFT関数の使い方がよく分からない方やRIGHT関数との違いが分からないという方も多いのではないだろうか。LEFT関数は文字列の左から指定文字数分の文字列を取り出す関数である。
本記事ではLEFT関数やRIGHT関数の使い方について解説する。さらに、MID関数の使い方やSEARCH関数とLEFT関数を組み合わせる方法についてもまとめた。
LEFT関数とは?
LEFT関数とは文字列の左から指定文字数分の文字列を取り出す関数だ。たとえば、「ExcelとWord」という文章から、最初の「Excel」の部分だけを抜き出すことができる。
LEFT関数の書式は次のとおり。
=LEFT({文字列},{文字数})
1つ目の引数に文字列、2つ目は文字数を指定することで、文字列から指定文字数分だけ抜き出せる。たとえば、「=LEFT(“ExcelとWord”,5)」とすれば左から5文字目の「l」までを抜き出せるので、出力結果は「Excel」となる。
■RIGHT関数やMID関数との違い
文字列の一部分を抜き出せる関数は他にも、RIGHT関数やMID関数などがある。それぞれの違いは次のとおり。
- LEFT関数:左から指定文字数分の文字列を抜き出す
- RIGHT関数:右から指定文字数分の文字列を抜き出す
- MID関数:指定位置から指定文字数分の文字列を抜き出す
同じ文字列を抜き出す関数だが、「どの箇所」から抜き出すかが異なる。MID関数に関しては、好きな場所から文字列の一部分を抜き出すことが可能だ。
文字列の一部分を取り出す関数の使い方
文字列の一部分を取り出す関数の使い方を解説していく。次の3つの関数について順番にみていこう。
- LEFT関数
- RIGHT関数
- MID関数
■1.LEFT関数
LEFT関数は文字列を左側から特定文字数だけ抜き出せる関数だ。
以下では「=LEFT(A2,3)」としている。文字列を左側から3文字まで抜き出そうとしている。
実行すると、「私はE」となっており、左から3文字目まで抜き出せていることがわかる。
■2.RIGHT関数
RIGHT関数は逆に、右側から文字列を抜き出せる関数だ。
以下では「=RIGHT(A2,3)」としている。文字列を右側から3文字まで抜き出そうとしている。
実行すると「勉強中」となっており、文字列を右から3文字抜き出しているとわかる。
■3.MID関数
MID関数は指定位置から指定文字数だけ文字列を抜き出せる関数だ。
以下では「=MID(A2,3,5)」としている。文字列の3文字目から5文字を取り出そうとしている。
実行すると「Excel」となっており、3文字目から5文字取り出せている。
【応用編】SEARCH関数とLEFT関数を組み合わせる
LEFT関数は便利だが、1つ弱点がある。取り出したい文字列の桁数がバラバラだと、手間がかかってしまう。たとえば、以下の画像ではLEFT関数を使い、数値のみを抜き出そうとしている。「=LEFT(B2,3)」として、「400円(税込)」から「400」を抜き出した。
しかし、他の行にも関数を反映させると、「90円」「30円」となってしまい、数値のみではなくなってしまった。桁数が異なるため、このようにズレが発生してしまう。
これを解決するには、SEARCH関数を使う必要がある。SEARCH関数とLEFT関数を組み合わせて、異なる桁数の金額から数値のみを抜き出す方法をみていこう。
■1.SEARCH関数で文字列の位置を取得する
SEARCH関数は検索対象が左から何番目にあるか取得できる関数である。
書式は次のとおり。
=SEARCH({検索文字列}, {検索対象}, {開始位置})
以下では「=SEARCH(“円”,B2)」とすることで「円」が左から何番目にあるか取得しようとしている。「円」はB2では4番目にあるので「4」と表示されている。
■2.LEFT関数で文字列の一部分を取り出す
SEARCH関数で「円」の位置を取得できたので、あとはLEFT関数でその位置よりも手前の文字列を抜き出せば良い。
以下では「=LEFT(B2,SEARCH(“円”,B2)-1)」としている。SEARCH関数で取得した「円」の位置の手前(-1)までを、取り出そうとしている。
実行すると「400」と表示され、数値のみが抜き出せていることが分かる。
下にドラッグアンドドロップし、他の行にも関数を反映させてみよう。すると、「90円」や「30円」など桁が異なる場合も、問題なく数値のみ取り出せていることがわかる。