小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

初心者のための「フローチャート」の書き方と基本ルール

2025.02.12

フローチャートは、複雑な業務や手順を視覚的に整理するのに有効なツールだ。本記事ではフローチャートを正しく作成できるよう、基本記号や基本構造、具体的な作成手順を解説する。

フローチャートは、複雑な業務や手順を視覚的に整理するためのツールだ。ビジネスの現場では、業務改善、プロジェクトの計画立案など、さまざまな場面で活用されている。しかし、初めてフローチャートを作成する人にとっては、どの記号を使えばいいのか、どのように書けばいいのか、が分からず、戸惑うことも多いかもしれない。

この記事では、初心者がフローチャートを正しく作成できるよう、基本記号や基本構造、具体的な作成手順をわかりやすく解説する。

1. フローチャートとは

フローチャートとは、業務や作業手順、システムの流れを視覚的に表現するためのツールである。複雑な手順を「記号」と「矢印」を用いて整理することで、直感的に理解しやすくなる。

例えば、研修の流れを説明する場合、文章だけでは伝わりづらいが、フローチャートを使えば一目で流れが理解できる。可視化や業務効率化を目的として、多くの業界で活用されている。

2. フローチャートを使うメリット

フローチャートを使うことで、下記のようなメリットがある。

■業務が可視化される

業務を視覚的に表現することで、全体の流れやプロセスの詳細を一目で理解できるようになる。そのため、関係者間での認識のズレが減少し、効率的なコミュニケーションができるようになる。また、業務の無駄や重複を発見しやすくなり、改善点を特定する手助けとなり、作業効率が向上する。

■エラーを防止できる

フローチャートを使うことで、業務のエラーを防止する効果が期待できる。手順を明確に視覚化することで、プロセス全体の流れや必要な作業を一目で把握できるようになる。どの工程で何を行うべきかが明確になり、ミスや手順の漏れを未然に防げる。

■共有しやすくなる

フローチャートは視覚的なツールであり、情報を直感的に伝えることができるため、チームや関係者間での共有が非常にスムーズになる。文章で説明するよりも業務の流れや手順が一目で理解できるため、説明にかかる時間を短縮できる。

■業務を効率化する

フローチャートを活用することで、業務の効率化が実現しやすくなる点もメリットの一つだ。全体の流れを整理して視覚的に表現することで、各プロセスの役割や関連性が明確になり、問題点や無駄を発見しやすくなる。その結果、重複作業の削減や非効率な手順の改善が進めやすくなる。

3. フローチャート作成の基本記号と意味

フローチャート作成において、基本的な記号を正しく理解することは不可欠である。以下に、重要な4つの記号について詳しく解説する。

■1. 端子(開始・終了)

形状:楕円形または角丸四角形。

役割:フローチャートの「開始」と「終了」を示す記号である。プロセスの始点と終点を明確にする役割を果たす。

すべてのフローチャートには必ず「開始」と「終了」を配置する。終了が記載されていないと、フロー全体が不明瞭になる。

■2. 処理

形状:長方形。

役割:具体的な業務や作業を表す記号である。フローチャート内で最も頻繁に使われる。

1つの処理記号には1つの作業を記載する。作成の際の表現は、簡潔にすると良い。

■3. 判断

形状:ひし形。

役割:フローの中で条件分岐を表す記号である。「Yes」「No」や「真」「偽」など、判断の結果によって次の処理が変わる際に使用する。

判断記号には必ず2つ以上の矢印を設定する。作成の際には、条件を簡潔に記載する。

■4. 矢印

形状:線と矢印。

役割:記号同士をつなぎ、作業の流れを示す。

矢印は「上から下」「左から右」に流れるように配置する。交差や曲線を避けることで見やすさを確保する。

4. フローチャートの基本構造

フローチャートには大きく分けて3つの基本構造がある。この構造を理解することで、どのような業務プロセスも明確に表現できる。

■1. 順次構造

手順が順番に進む流れを表す、最も基本的な構造。特別な条件や繰り返しがない場合に使用する。

手順が直線的に進む場合に適している。記号を左から右、または上から下に並べてわかりやすくする。

■2. 分岐構造

条件に応じてフローが分岐する場合に使用する構造。

ひし形の「判断記号」を用いて、条件ごとに処理を振り分ける。

判断条件を簡潔に記載する。分岐が複数ある場合は、判断記号を追加して整理する。

■3. 反復構造

特定の条件が満たされるまで繰り返す処理を示す構造。前判定型と後判定型の2種類がある。

ループの開始と終了を明確にする。条件を記載することでフローが理解しやすくなる。

5. 初心者が覚えておきたいフローチャートの基本ルール

フローチャートの初心者は、書き方の基本的なルールを覚えておくとスムーズに作成できる。下記に代表的なルールを解説する。

■流れの方向

フローチャートの基本は「上から下」「左から右」。流れが逆行する場合は矢印をつけて明確に示す。統一された方向性は、他の人が理解しやすい図を作る鍵である。

■記号サイズの統一

すべての記号を同じ大きさで配置することで、整理された印象を与える。サイズが不揃いだと見づらくなるだけでなく、全体のバランスが崩れる原因となる。

■複雑な接続線の回避

接続線が交差すると、フローチャートが見づらくなる。できるだけシンプルなレイアウトを心がけ、矢印の向きや長さを適切に調整することが重要である。

■並列処理の記載

並列で進行する処理を記載する場合、同じ高さに記号を配置する。これにより、並列の関係性が視覚的に伝わりやすくなる。配置に配慮することで、フローチャート全体のわかりやすさが向上する。

■内容を簡潔に記載

記号の中には簡潔な表現を心がける。冗長な記述は避け、必要最小限の情報を記載することで、閲覧者が理解しやすくなる。わかりやすい言葉を選ぶことも、伝わるフローチャートを作るポイントである。

6. フローチャート作成の具体的な手順

フローチャートの作成手順を知っておくと、初心者でもスムーズに作成できる。以下で具体的に解説しよう。

■ステップ1:作成の目的を明確にする

フローチャートを作成する目的を明確にする。例えば、「新入社員の研修フローを整理する」「商品出荷手順を標準化する」など。

■ステップ2:業務内容を洗い出す

対象となる業務の手順をリストアップする。この段階では詳細を気にせず、すべての作業を洗い出す。

■ステップ3:フローチャートの下書き

紙やテキストエディタを使い、大まかな流れを整理する。記号や矢印の配置を簡単に決める段階。

■ステップ4:フローチャートツールで清書

ツールを使ってフローチャートを清書する。エクセルやパワーポイントなどでも作成できるが、専用ツールを使うとさらに効率的だ。

■ステップ5:共有と確認

作成したフローチャートを関係者と共有し、確認を取る。修正を重ねて完成度を高める。

7. まとめ

フローチャートは業務効率化や情報共有に欠かせないツールである。本記事で紹介した基本記号や構造を理解し、正しい手順で作成すれば、誰でも簡単にフローチャートを作れるようになる。

まずは簡単な業務フローから作成を始め、フローチャートを活用して業務の効率化を目指そう。

記事の内容を以下で簡単におさらいしよう。

〇フローチャートとは

業務や手順を「記号」と「矢印」を用いて視覚的に表現するツール

〇メリット

・業務の可視化

・エラー防止

・共有の容易さ

・業務効率化

〇基本記号と構造

・端子:フローの「開始」と「終了」を示す楕円形または角丸四角形。

・処理:業務や作業を表す長方形。1つの記号に1つの作業を簡潔に記載。

・判断:条件分岐を表すひし形。「Yes/No」などの条件を簡潔に記載。

・矢印:流れを示す線。交差を避け、左から右、上から下に統一。

〇基本構造

・順次構造:直線的な流れ

・分岐構造:条件でフローが分かれる

・反復構造:特定条件を満たすまで繰り返す

〇初心者向けルール

・流れの方向:上から下、左から右に統一

・記号サイズの統一

・複雑な接続線の回避

・並列処理の記載

・内容の簡潔化

〇作成手順

・目的の明確化

・業務内容の洗い出し

・下書き作成

・ツールで清書

・共有と確認

構成/編集部

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2025年3月14日(金) 発売

DIME最新号は、「人間ドッグの新常識」。医師が本音で語る、受けるべき検査・いらない検査とは? 鈴鹿央士ほか豪華インタビューも満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。