COUNTIFS関数を使った便利なテクニック
COUNTIFS関数を活用すると簡単に集計できる。ここでは便利なテクニックを2つ紹介しよう。
■テクニック1.ワイルドカードを使う
COUNTIFSでは「*」(任意の文字列)や「?」(任意の1文字)といったワイルドカードを使える。
例: 商品名が「A」で始まるデータをカウントする式は以下のとおりである。
=COUNTIFS(A2:A5, “A*”)
■テクニック2.エラー値を除外してデータを集計する
エラー値を含むデータ範囲でも、COUNTIFSを使えばエラーを除外して集計できる。
例:=COUNTIFS(A1:A5, “<>#N/A”) とすることで、#N/Aを除いたデータのみを数えられる。
まとめ
COUNTIF関数を活用すれば単純な条件だけでなく、工夫次第で複数条件を扱うことも可能だ。しかし、複数条件をシンプルに処理したい場合にはCOUNTIFS関数を使うほうが効率的である。
さらに、ワイルドカードや動的条件を活用することで、柔軟なデータ処理ができるだろう。エクセルのスキルを向上させ業務を効率化したい方は、今回紹介した方法を実践してみてほしい。
記事の内容を以下で簡単におさらいしておこう。
〇COUNTIF関数とは
・指定した条件に一致するデータの数を集計できる。
・基本構文:=COUNTIF(範囲, 条件)
〇COUNTIF関数で複数条件をカウントする方法
1.COUNTIFを複数回組み合わせる
2.引き算で条件を絞る
3.他の関数と組み合わせる
〇COUNTIFS関数とは
・複数条件を同時に指定してデータをカウントする。
・基本構文:=COUNTIFS(範囲1, 条件1, 範囲2, 条件2, …)
〇COUNTIFS関数の便利なテクニック
・ワイルドカードを使う
・エラー値を除外
構成/編集部