リードタイムの関連用語もチェック
リードタイムと同様、『タクトタイム』と『サイクルタイム』は生産効率を測る重要な指標です。これらの指標を把握し、適切に管理することで、生産効率の向上やリードタイムの短縮が実現します。
■タクトタイム
タクトタイム(Takt Time)は、一定時間内に必要な生産量を実現するための速度を表します。別名を『ピッチタイム』ともいい、生産のピッチに影響する重要な指標です。
- タクトタイム=稼働時間÷必要生産数
例えば、月に20万個の製品を生産する必要がある場合、稼働日数と時間から1個あたりの製造時間を算出します。
タクトタイムを把握することで、製品の生産に必要な時間や、1時間当たりの生産可能量が明確になります。市場ニーズに合わせた効率的な生産計画により、過剰在庫や欠品が防げるでしょう。
■サイクルタイム
サイクルタイム(Cycle Time)は、一つの製品を作るために必要な一作業サイクル当たりの時間を指します。タクトタイムとは異なり、生産を中心に算出される指標です。
- サイクルタイム=稼働時間÷実際の生産数
サイクルタイムがタクトタイムよりも短いと、過剰在庫が生じる恐れがあります。逆に、サイクルタイムの方が長いと、注文に対して生産が追い付かないことを意味します。サイクルタイムとタクトタイムは、一致させるのが望ましいでしょう。
サイクルタイムの短縮には、ボトルネック工程の改善や作業の標準化などが有効です。サイクルタイムを把握し短縮に努めることは、リードタイムの短縮につながるのです。
現場を考慮したリードタイムの短縮が重要
リードタイムは、発注から納品までの工程にかかる所要時間を指す言葉です。調達・製造・配送などの各段階で発生し、その短縮は業務効率化と顧客満足度向上に直結します。
短縮方法には、プロセス最適化やデジタル技術の活用があり、具体的な改善策を実施することで成果が得られます。
一方で、現場を無視した短縮により、品質の低下や人的ミスの増加を招くことも覚えておかなければなりません。サイクルタイムやタクトタイムを考慮しながら、総合的なリードタイム管理を行うことが大切です。
構成/編集部