仕事を掛け持つ山田さんが指南!それぞれで成果を出すためには社会に複数の〝拠り所〟を持つことが大事
人は社会に複数の〝拠り所〟を持つことで、自分の見識を広めることができ、精神的な安定を保つことができる。狭い分野の専門家を目指すのもひとつの生き方ではあるものの、できるだけ多くの分野に精通し、知識と経験の「幅(レンジ)」を広げられた人のほうが、ビジネスにおいて成功しやすいことが、学術研究でも裏付けられているという。
【今回のまとめ】
マネックスグループの取締役だけあって、投資のとらえ方と言葉の使い方がとても印象的でした。年齢にかかわらず、有限な時間をどのように使う=投資するのかが問われているわけで、どのようにすれば投資した時間に対するリターンを一番大きくできるのかを考えるべきでしょう。やり甲斐のある仕事をしていれば、人生の価値を最大化できるし、その人にとって最適化しているということがいえるのではないでしょうか。複業で何かをやろうとしたら、時間の投資という観点が非常に大事になってくると思いますし、山田さんのように「利他的」にせよ「利己的」にせよ、その仕事を自分が好きかどうかは、複業をするうえでも大きな指標になると納得しました。
玉川徹さん
テレビ朝日系朝の情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』のレギュラーコメンテーター。パーソナリティーを務めるレギュラー番組『ラジオのタマカワ』(TOKYO FM/毎週木曜日11:30~13:00)が大好評オンエア中!
取材・文/柿川鮎子 撮影/湯浅立志(Y2)、浦将志