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海外の越境ECユーザーに聞いた自国に影響を与えていると思う日本の産業・文化

2024.12.20

海外向け購入サポートサービス「Buyee」を展開するBEENOSは、同サービス利用者を対象に日本のソフトパワーに関する意識調査」を実施。結果をグラフにまとめて発表した。

自国に影響を与えていると思う日本の産業・文化は「アニメ・マンガ・ゲーム」「日本食」「日本製品」

日本の産業・文化の中で、最も自国に影響を与えていると思うジャンルの上位は1位が「アニメ・マンガ・ゲーム」で84.4%、2位は「日本食」で70.8%、3位は「日本製品(自動車、電化製品など)」で62.6%という結果になった。

基幹産業として成長が期待されるコンテンツ産業、インバウンドに人気の高い飲食産業、品質や技術の高さが世界から支持される製造業が揃う順位となっている。

4位以下には「アート・デザイン」40.5%、「音楽」39.8%、「ファッション・美容」36.1%、「映画・テレビ番組」34.1%と続き、いずれも3割超の回答を得ている。

また、日本固有の文化と言える「歴史(神社仏閣など建築物を含む)」や、「伝統工芸品(陶磁器・漆器・織物など)」、「伝統文化(茶道・歌舞伎・日本画など)」についても25%を超えた。

これらの要素から、日本の産業や文化は様々な分野で他国に影響を与えていることがわかる。

■日本文化のイメージは「ポップカルチャー」が84.5%で突出、他に8分野で半数超えの高評価

日本文化のイメージについて質問したところ、上位は「アニメ・マンガ・ゲームなどポップカルチャーの品質が高い」84.5%、「伝統と現代が融合されている」65.3%、「街が清潔」64.1%となった。

4位以下には「音楽・観劇・アニメなどのエンターテイメントの品質が高い」62.0%、「文化度が高い」56.4%、「治安が良い」55.0%と続き、「買い物が安心して楽しめる」54.3%、「大都市が魅力的」50.3%までの8分野はいずれも半数超えの回答を得ている。

以下も「自然が豊かで四季を楽しめる」49.8%、「地方が魅力的」48.0%、「ホスピタリティが高い」47.8%、「料理技術が高い」40.7%と、4割超の回答が続き、日本の文化やエンタメ、治安や衛生の環境、都市や自然、食に至るまで様々な分野で日本に対するポジティブなイメージが浸透していることがわかる。

■日本の魅力的な点トップ3は「ポップカルチャー」「エンターテイメント」「伝統と現代の融合」

日本の魅力的な点の上位は「アニメ・マンガ・ゲームなどのポップカルチャーの品質が高い」75.7%、「音楽、観劇、アニメなどのエンターテインメントの品質が高い」57.9%、「伝統と現代が融合されている」57.2%となった。

上記の日本に対するイメージと近似傾向にありますが、比較してみると、「音楽、観劇、アニメなどのエンターテインメントの品質が高い」が4位から2位に浮上し、「自然が豊かで四季を楽しめる」も9位から5位にランクを上げている。

エンタメの視聴や訪日旅行などの体験要素が、魅力と感じてもらえる要因に繋がっているのではないかと考えられる。

■2024年に初めて越境ECを利用した消費者の購入分野は広く分散。最多は「アニメなどのキャラクターグッズ」

2024年に越境ECを初めて利用した海外の消費者に購入した商品分野を質問したところ、上位は「アニメなどのキャラクターグッズ」30.5%、「おもちゃ・ホビー用品」17.3%、「フィギュア・ぬいぐるみ」16.6%となった。

前出の「自国に影響を与えている産業・文化」「日本のイメージ」「日本の魅力」に関する各質問では「アニメ・マンガ・ゲーム」分野が約8割という偏重結果だったが、越境ECでの初購入する商品分野としては偏重せずに分散していることがわかる。

4位以下の「ファッション・美容」、「書籍・マンガなどの冊子」、「音楽(CD/レコードなど)」、「ゲーム・ゲーム関連グッズ」までは10%超の割合を占めており、「スポーツ・レジャー用品」、「食品・飲料」、「カーパーツ・バイク用品」などの分野も多くの回答を得ている。

趣味大国の日本はポップカルチャーだけではなく、様々な分野で海外の消費者を惹きつけているようだ。

日本で体験したいことのトップ3は「趣味分野の買物」、「地方都市の観光」、「エンタメアクティビティ」

日本に来て体験したいことを質問したところ、上位は「ホビー専門店、キャラクターショップなどの趣味分野のショッピング」77.2%、「日本の地方都市の観光」71.7%、「テーマパーク、ゲームセンターなどのエンタメアクティビティ」60.6%となった。

4位以下では「アニメ、マンガ、ゲームに関連する聖地巡礼」59.0%、「大衆的な料理店での食事」57.2%、「美術館・博物館でのアートや伝統工芸品の鑑賞」56.4%、「大型量販店、免税対応店など実用品分野のショッピング」54.3%と続き、過半数の回答を得る人気の体験となっている。

さらに、「高級なレストランでの食事」37.4%、「アーティストの音楽ライブへの参加」36.0%や、「演劇、舞台、ショー、歌舞伎などの観劇」34.7%も3割以上の消費者が体験したいと回答。分野ごとにみていくと買い物では実用品より趣味分野のショッピングを楽しみたい消費者が多く、食事では高級レストランより大衆的な料理店の体験意向が高くなっている。

コロナ以前のような爆買い消費というよりは、日本のソフトパワーに魅力を感じ、等身大で日本文化を楽しみたいという需要が推察できる結果と言えるだろう。

■推し活の対象ではホロライブなどVTuberが人気

推し活対象の有無について自由回答で質問したところ663件の回答が集まり、「対象はいない」を除いて具体的な対象名を挙げた回答数は475件だった。

回答内容ではVTuber大手のホロライブが最も多く、アーティストでは星街すいせいの名前が多く挙がっている。このほかにK-POPグループのBTS、Stray Kids、ゴジラやガンダムなどのキャラクターIP、AKB48や櫻坂46などのアイドルグループ名も挙げられていた。

回答数は少ないが、アーティストやコンテンツだけではなく、ヨウジヤマモト(ファッションブランド)や、タミヤ(ホビーメーカー)、木版印刷、などを挙げている回答もあり、海外の消費者は様々な推し活を楽しんでいることが考えられる結果となった。

調査概要
実施時期/2024年11月19日~25日
回答者数/1345名(内訳:表示言語が英語728名、繁体字454名、韓国語163名)
回答対象者/アンケート開始日より1年以内にBuyeeで商品を購入したユーザーで、表示言語を「英語」「繁体字」「韓国語」に設定している人
調査方法/オンラインアンケート
調査主体/BEENOSグループ

関連情報
https://beenos.com/

構成/清水眞希

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