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ソニーグループが東京・銀座のソニービルを建て替えるプロジェクトの最終形として来年1月末に「Ginza Sony Park」をグランドオープン

2024.12.13

ソニーグループは東京・銀座のソニービルを建て替えるプロジェクトの最終形として、2025年1月26日に「Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)」をグランドオープンすると発表した。

同社では「Ginza Sony Parkは、人々が思い思いに過ごせる余白と、変わり続けるアクティビティにより、街や人に新たなリズムを生み出す都会の中の公園です。ソニーグループは、この場をソニーらしいユニークな活動を続けていく空間としても活用していきます」とコメントしている。

2025年1月26日のグランドオープン後も多彩なアクティビティの開催を予定

Ginza Sony Parkは2024年8月の竣工後、グランドオープンに向けた工事期間中に一部フロアを開放して、工事中の空間だからこそ体感できる特別プログラムを開催している。

2024年11月の「ART IN THE PARK(工事中)」は、開放的な地上の吹き抜け空間を活かしたアートなどの展示によって、交差点を行き交う来街者やツーリストだけでなく、銀座ワーカーなど1万人を超える来園者を記録。思い思いのすごし方により、まさに「都会の中の公園」を体現するプログラムとなった。

2025年1月26日に迎えるグランドオープン後も、さまざまなアクティビティの開催が予定されており、銀座の街や人々にリズムを生み出していく。

グランドオープンと同時にスタートする第一弾プログラムは、ソニーグループの6事業をテーマに、ソニーミュージックグループを中心とした6組のアーティストとともにつくるクリエイティブな体験型プログラム「Sony Park展 2025」。

Sony Park展は2021年に銀座、2022年には京都で開催され、好評を博したGinza Sony Parkを代表するアクティビティのひとつだ。

「ゲームは、社交場だ。」「音楽は、旅だ。」「映画は、森だ。」など遊び心あふれるイベントテーマはそのままに、新たなアーティストの参加や一新された体験型プログラムなど、リニューアルされたSony Park展を楽しみたい。

また、Ginza Sony Parkがつくる「食のアクティビティ」として、洋食をベースに食との新しい向き合い方や楽しみ方を提案するカジュアルダイニングもオープン予定となっている。

■「Ginza Sony Park」の概要

銀座の標準的な建物の半分ほどの高さにあえて低く構えることで、集積率の高い都会の中に余白と新しい景観を生み出す。

また、ソニービルが大切にしてきた「街に開かれた施設」という設計思想と、「ジャンクション建築」「縦のプロムナード」といったユニークな建築的な要素はGinza Sony Parkにも継承されている。

テナントなどの常設店舗は設けず、各フロアではその時々で変化するアクティビティが行なわれる。B3は、食のアクティビティ「カジュアルダイニング」のフロアとなり、また、地上の吹き抜け空間など随所にある「余白」のスペースは、人々が自由に散策したり休憩したりすることのできる場となる。

名称/Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)
所在地/東京都中央区銀座5丁目3番1号
フロア構成/地上5階、地下4階(地下4階は機械室など)
敷地面積/707.42平方m
延床面積/4,357.49平方m(※)
高さ/33.9m(※)
設計/Ginza Sony Park Project
竣工日/2024年8月15日
Web/https://www.sonypark.com/
※ 8月21日リリース時より変更

■「Sony Park展 2025」 概要

ソニーグループがいま取り組む6つの分野「ゲーム、音楽、映画、エンタテインメントテクノロジー、半導体、金融(ファイナンス)」を、遊び心あふれるイベントテーマに変換。ソニーミュージックグループを中心とした6組のアーティストたちが加わり、Ginza Sony Parkでしか体験できない数々のプログラムを展開していく。

参加アーティストや入場方法などプログラム内容の詳細は、後日Sony Park公式サイトにて告知される。

名称/Sony Park展 2025
テーマ/ゲームは、社交場だ。
    音楽は、旅だ。
    映画は、森だ。
    エンタテインメントテクノロジーは、
    ストリートだ。
    ファイナンスは、詩だ。
    半導体は、SFだ。
日程/2025年1月26日スタート
場所/Ginza Sony Park

Ginza Sony Parkプロジェクトについて

Ginza Sony Parkプロジェクトは、「街に開かれた施設」をコンセプトに50年以上にわたって銀座の街と歩んだソニービルを建て替えるプロジェクトだ。

1966年、ソニーのファウンダーのひとりである盛田昭夫氏によってつくられたソニービル。

そこには、「街に開かれた施設」の象徴であり、盛田氏が「銀座の庭」と呼んだ10坪のパブリックスペースがあった。

同社では次の50年に向けても創業者の想いを継承させたいと考え、「銀座の庭」を「銀座の公園」として拡張することで、銀座の街に新しいリズムをつくり、来街者の方が入りやすく、さまざまな楽しみ方ができる場にしようと、プロジェクトを進めてきたという。

また、その建て替えプロセスもソニーらしくユニークに行いたいという想いから、これまでにない新しい発想で二段階のプロセスを採用。

第一段階は新しい建物をすぐに建てず、ビルの解体途中(2018年8月~2021年9月)を公園にするという他に類を見ない実験的な試みを行なった。結果として、コロナ禍を含む約3年間で854万人が来園した。

その後、第二段階として解体・新築工事を再開。2024年8月にプロジェクトの最終形となる「Ginza Sony Park」を竣工して、2025年1月26日にグランドオープンの予定となっている。

関連情報
https://www.sonypark.com/

構成/清水眞希

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