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nishikawaが同社の4層特殊立体構造マットレスで幸せホルモン〝オキシトシン〟が増加する研究結果を公開

2024.12.12

西川は、同社が開発した4層特殊立体構造マットレスの最新研究結果を公開した。

質の良い睡眠とオキシトシンの関係を検証!

西川では、同社研究機関である日本睡眠科学研究所と、抗加齢医学研究の第一人者である同志社大学生命医科学部アンチエイジングリサーチセンターの米井嘉一教授と共同で、nishikawaの4層特殊立体構造マットレスを使用することによる3大効果を実証している。

今回新たに、睡眠の質の改善による内分泌、主に“幸せホルモン”のひとつである「オキシトシン」の動態に与える影響について検証を行ない、その研究結果を米井嘉一教授のコメントとともに公開した。なお、本研究は第29回糖化ストレス研究会(2024年9月7日開催)にて発表され、奨励賞を受賞している。

■これまでの検証結果

・4層特殊立体構造マットレス使用による3大効果

(1)睡眠の質が改善
睡眠時の脳波解析などを測定した結果、睡眠の中で最も深い眠り“徐波睡眠”の持続時間が拡大し、最も深い睡眠時に現れる脳波“デルタパワー”が増加することが示さた。この結果から、4層特殊立体構造マットレスを使用することで、深い眠りが安定してとれることが示唆された。
※本研究は、筑波大学・国際統合睡眠医科学研究機構長(WPI-IIIS)の機構長である柳沢正史教授との共同研究

(2)健康に関する項目が改善
血液および尿検査等で測定した結果、「成長ホルモン」の分泌促進をはじめ、老化や疾病の原因物質とも呼ばれる「酸化ストレス」「糖化ストレス」の減少、心身ストレスの指標となる「コルチゾール」の減少、更年期症状およびPMSの一部症状の改善等が認められた。

(3)美容に関する項目が改善
肌質(うるおい・ハリ・キメ)の改善が認められ、美容面の効果にも貢献する可能性が示唆さた。さらに、腸内細菌のバランスが変化し、短鎖脂肪酸関連細菌群の割合が増加し、肥満改善・予防に繋がる可能性が示唆さた。

■最新の研究結果

幸せホルモンのひとつである「オキシトシン」は、愛情ホルモン、絆ホルモンとも呼ばれ、分娩時の陣痛促進や乳腺を刺激して母乳の分泌を促すはたらきに加え、他者への信頼感や共感力の向上、不安の緩和や心身リラックスなどのはたらきがある。一般的に、母親では乳児からの五感刺激、母親以外でもスキンシップやコミュニケーションなどの触刺激によって分泌され、ストレスがあると分泌されにくくなる。

今回の検証では、軽度の睡眠障害を自覚する45歳~65歳の男女12名を対象に、日常使用している寝具とnishikawaの4層特殊立体構造マットレスを使用して各7日間就寝し、それぞれ5~7日目に睡眠の主観評価、心理検査、唾液中のオキシトシンの分泌量を検査した。

[試験品]
[エアーSX]マットレス(4層特殊立体構造マットレス)

・特徴1
点で支える表面の多数の凹凸が効果的に体圧を分散。睡眠中に血行を妨げにくくする効果が期待され、身体への負担を軽減する。

・特徴2
ベース部が体をしっかりと受け止め、自然な寝姿勢をキープする。体圧を分散することで寝返りもスムーズにでき、リラックスした深い睡眠をサポートする。

[結果と考察]
検査の結果、4層特殊立体構造マットレスの使用によって、睡眠の質が改善し、特に女性において心身ストレスの軽減と就寝前の唾液中の「オキシトシン」の増加がみられた。

(1)睡眠の主観評価:睡眠の質が改善
起床時の睡眠内省を評価する心理尺度「OSA睡眠調査票MA版」の結果では、起床時眠気(p=0.003)、入眠と睡眠時間(p=0.004)、疲労回復(p=0.003)、睡眠時間(p=0.034)が増加し、主観評価が有意に改善された。

(2)心理検査:心身ストレスが軽減(特に女性)
不安を測定する心理検査「STAI状態・特性不安検査」、気分や感情などの主観評価「POMS2®日本語版」において、様々な項目が改善した。さらに男女別に解析した結果、女性のみ改善した項目は6項目、男性のみ改善した項目は「POMS2日本語版」の「疲労-無気力」1項目のみとなり、男女差が示された。

(3)唾液中オキシトシン分泌量:就寝前の唾液中オキシトシンが増加(特に女性)
起床時と就寝時に唾液中「オキシトシン」を測定。女性では、試験マットレス使用期間におけるオキシトシン値は、起床時よりも就寝時の方が有意に高くなり(p<0.05)、男性においても同様の傾向があった(統計学的有意差はなし)。また、起床時オキシトシン値は試験マットレス使用期間で有意に低下した。

これらの結果により、適切な寝具使用による睡眠中のストレス緩和は、健康増進だけでなく、質の良い睡眠によって幸せホルモン「オキシトシン」が分泌されやすい体となり、幸せの感受性が高まる可能性が示唆された。特に女性で改善した理由は、女性は男性に比べて疲れやストレスを感じやすい傾向にあるため、より改善しやすかった可能性がある。

■同志社大学生命医科学部アンチエイジングリサーチセンター 米井嘉一教授のコメント

ホルモン「オキシトシン」は愛情ホルモン・幸せホルモンと呼ばれ、授乳時の乳頭刺激(好刺激です)やお産の陣痛誘発時に分泌されます。今回の試験でオキシトシンのさらに重要な役割がわかりました。それはオキシトシンが私たちをストレスから護る抗ストレスホルモンであることです。寝具が合わないことによって、自分の睡眠に不満がある状態はストレスです。

睡眠不満ストレスによって、オキシトシンが上昇します。そして、この状態では、好刺激によるオキシトシン分泌が妨げられてしまうのです。今回の試験で、自分にあった適正な寝具を使用して、睡眠不満ストレスを解消することによって、この状態から脱却できることがわかりました。好刺激によるオキシトシン分泌能が回復して、愛情ホルモン作用が発揮できるようになるのです。もしかすると、お産の時のオキシトシン分泌にも好影響を及ぼすのではないかと、期待しています。

関連情報
https://www.nishikawa1566.com/

構成/立原尚子

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