LINEヤフーは2024年12月5日、より多くのユーザーにふるさと納税を行なってもらうことで、ふるさと納税を通じた地域貢献の活性化を目的とする「Yahoo!ふるさと納税」をリリースした。
返礼品の申込みから税金の控除申請まで「Yahoo!ショッピング」内で完結
これは、返礼品の申込みから税金の控除申請までの手続きすべてを「Yahoo!ショッピング」内で完結できるため、同社では「ふるさと納税が初めての人でも簡単に利用できます」と説明している。
LINEヤフーでは、2019年から「Yahoo!ショッピング」にてふるさと納税の返礼品を扱っている。
ふるさと納税の需要拡大やお礼品の掲載商品数増加、プロモーションの強化などに伴って、2023年度の寄附額は2020年度と比較して約9倍(※1)に増加。全国的にも寄附額が伸長している一方で、2023年度の住民税付与者のうちふるさと納税の利用者は約6人に1人にとどまっており(※2)、「Yahoo!ショッピング」の利用者の中でも、ふるさと納税を利用したことのないユーザーが大半であることが現状だ。
※1: 2020年4月~2021年3月と2023年4月~2024年3月の比較
※2: 総務省「ふるさと納税に関する現況調査結果(令和6年度実施)」2024年8月2日発表
■ふるさと納税を「Yahoo!ショッピング」での買い物と同様の感覚で利用できる
ふるさと納税をしない理由として、「制度がよくわからない・知らない」が63%、「手続きが面倒」が33%と、「よくわからない」「面倒」といった意見が大多数を占めているため(※3)、同社では、ふるさと納税を「Yahoo!ショッピング」での普段の買い物の手順と同様、簡単便利に利用できるよう、「Yahoo!ふるさと納税」の提供を開始したという。
“手続きすべてスマホで完結”をコンセプトにしており、これまでお礼品選択後の決済や税金の控除手続きについては、各ふるさと納税事業者のポータルサイトに遷移し、各々のサイトで手続きしなければならなかったことも「Yahoo!ショッピング」内にて対応が可能となっている。
特に、確定申告不要で寄附金控除が受けられるワンストップ特例制度の電子申請については、「Yahoo!ショッピング」アプリとマイナンバーカードがあればオンラインで控除申請が完結する機能を12月24日より一部自治体で導入される予定だ。
※3: LINEショッピング調べ、集計期間:2023年11月16日~2023年11月19日、集計ベース:「ふるさと納税」をしたことがない人(n=335、複数回答可能)
掲載自治体数は1000件を突破しており、30万点以上の幅広いラインアップからお礼品を選べる。自治体数とお礼品の種類は順次拡大される予定だ。
また、「Yahoo!ふるさと納税」内で寄附が完結するお礼品には”かんたん手続き”のアイコン、ワンストップ特例申請まで対応可能なお礼品には”Yahoo!ショッピングアプリ申請可”のアイコンが付与され、ユーザーは「Yahoo!ふるさと納税」のお礼品を検索結果一覧などの売り場内で簡単に見つけることができる。
日用品、家電などさまざまな切り口別でお礼品を探せるほか、お礼品のサイズや容量などのバリエーションの比較も可能だ。
今回、新たに「Yahoo!ふるさと納税」のLINE公式アカウントも開設。友だち追加することで、LINEを通じてお礼品の出荷通知(※4)やおすすめ商品の提案、控除申請のリマインドなどを行なう。
初めてふるさと納税を利用する人でも、安心して利用できるよう「Yahoo!ふるさと納税」のコンシェルジュとしてサポートしていく。
※4: 2025年1月より提供開始予定
■ふるさと納税デビュー応援キャンペーン(要エントリー)
「Yahoo!ふるさと納税」のリリースを記念して、「Yahoo!ショッピング」でふるさと納税の寄附がはじめてのユーザーに、+10%の「PayPayポイント」を付与する「ふるさと納税デビュー応援キャンペーン」を実施。その他のキャンペーンもあわせ、「LYPプレミアム」会員なら最大22%の「PayPayポイント」が付与される。
・キャンペーンページ:https://shopping.yahoo.co.jp/promotion/campaign/furusatocp/
・付与対象注文日: 12月5日(木)、8日(日)、15日(日)、21日(土)、22日(日)、25日(水)、29日(日)
※2025年1月以降も継続予定
・対象者:「Yahoo!ショッピング」でふるさと納税の寄附が初めての人
・特典:+10%の「PayPayポイント」、上限4000円相当/日
関連情報
https://shopping.yahoo.co.jp/promotion/event/y-furusato/
構成/清水眞希