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「インテグレーション」とはどういう意味?ビジネスとIT分野における活用事例を解説

2025.03.29

現代ビジネスとITに欠かせない「インテグレーション」。本記事では意味を解説しながら、業務効率や競争力を高める仕組みをビジネスとITの視点からわかりやすく解説。実例を交え、実践的な理解を深めていく。

現代のビジネス環境やIT業界において、「インテグレーション」という言葉は頻繁に耳にする。しかし、その具体的な意味や使用例については曖昧な部分も多い。

インテグレーションは、業務効率の向上やシステムの最適化に欠かせない概念であり、社会人として知っておくべき重要な知識である。本記事では、ビジネスとITの両面からインテグレーションの意味と具体的な使用例を解説する。

ビジネスにおけるインテグレーションの意味と使用例

■ビジネスにおけるインテグレーションの意味

ビジネスにおける「インテグレーション」とは、組織内の各部門やプロセスを統合し、シームレスに連携させることを指す。この統合により、情報の共有が促進され、業務の効率化やコスト削減が実現される。インテグレーションは、企業の競争力を高めるための戦略的な手段として位置づけられる。

■ビジネスにおけるインテグレーションの使用例

・使用例1:サプライチェーンの統合

製造、物流、販売の各プロセスを統合することで、在庫管理の最適化や納期の短縮を実現する。製造部門と物流部門がリアルタイムで情報を共有することで、需要の変動に迅速に対応し、過剰在庫や欠品を防ぐことができる。また、販売部門と連携することで、需要予測の精度が向上し、効率的な生産計画の策定が可能となる。

・使用例2:顧客情報の統合管理と利用

営業、カスタマーサポート、マーケティングのデータを一元管理し、顧客対応の質を向上させる。部署間で顧客データを共有し、顧客の購買履歴や問い合わせ履歴を一括で管理する。これにより、パーソナライズされたサービスを提供できる。顧客のロイヤルティが高まり、リピート率の向上につながる。

IT分野におけるインテグレーションの意味と使用例

■IT分野におけるインテグレーションの意味

IT分野における「インテグレーション」とは、異なるシステムやアプリケーションを連携させ、一つの統合されたシステムとして機能させることを指す。これにより、データの一貫性が保たれ、業務プロセスが自動化される。ITインテグレーションは、企業のデジタルトランスフォーメーションを支える重要な要素である。

■IT分野におけるインテグレーションの使用例

・使用例1:ERPシステムの統合

ERP(Enterprise Resource Planning)システムは、財務、人事、在庫管理などの各モジュールを統合することで、リアルタイムでのデータアクセスを可能にする。財務モジュールと在庫管理モジュールを連携させることで、在庫状況に応じた財務計画の立案が容易になる。また、ERPシステム全体のデータを一元管理することで、情報の整合性が保たれ、各部門間の連携が強化される。

・使用例2:クラウドサービスの連携

複数のクラウドサービスを連携させることで、データのシームレスな移動と統合を実現する。前述した顧客情報の統合管理と利用(CRMシステムの導入)もこの一例として見ることができる。CRMを含めたマーケティングオートメーションツールをクラウド上で連携させることで、顧客データの自動同期やマーケティングキャンペーンの自動化が可能となる。これにより、業務の効率化やデータ活用の精度向上が図れる。

まとめ

インテグレーションは、ビジネスとITの両分野において欠かせない概念である。ビジネス面では、組織内のプロセスや部門を統合することで業務効率を向上させ、競争力を強化する。一方、IT分野では、異なるシステムやアプリケーションを連携させることで、データの一貫性と業務の自動化を実現する。

インテグレーションの適切な活用は、現代の企業が持続的な成長を遂げるための鍵となる。社会人として、この重要な概念を理解し、実践に活かすことが求められる。

文/諏訪 光(すわ ひかる)

大手ネット系企業にて10数年に渡りプログラマーからプロダクトマネージャーまでを幅広く経験。新規事業から企業再生に至るまで様々な案件の開発に携わる。DX推進者や起業経験を経て現在は大手信託銀行でDX推進を行いながら、フリーランスの新規事業、DX、デジタルマーケティングのコンサルティングも行う。

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