2025年卒業予定者の就職活動も大詰めを迎えている。売り手市場であった今年度の就活生に人気を集めた企業はどこだったのだろうか。
文化放送キャリアパートナーズ 就職情報研究所は、2025年卒業予定の学生を対象とした「2025入社希望者対象 就職活動[後半] 就職ブランドランキング調査」の結果を発表したので、概要をお伝えしよう。
商社は首位の伊藤忠商事を中心に人気堅調、音楽芸能等のエンタメ系も人気、ゲーム系も注目
総合順位で首位の伊藤忠商事は、2年連続で「早期・前半・後半」首位となり圧倒的人気を誇っている。区分別にみても、男子・女子・文系で首位、理系で3位という結果で、幅広い学生から支持を集めていた。
五大商社全体でも、総合でTOP25にランクインし、文系男子学生を中心に人気を誇っている。
■総合順位TOP20
これらの企業は、グローバルな展開や多岐にわたる事業領域を持ち、学生にとって魅力的なキャリアパスを提供していると考えられる。その中で、エンタメ系・ゲーム系も注目されている。
クリエイティブな仕事や自分の好きなコンテンツに関わるチャンスが多く、働く意義を感じやすいと学生に評価されているようだ。
■男子順位TOP10
■女子順位TOP10
パンデミック後の旅行需要の回復を反映し、航空や旅行業界の人気が回復。ANA・JALやJTBが順位を上げ、特に女性を中心に、この業界の魅力が再認識されており、グローバルな視野やホスピタリティの向上を志向する学生を中心に、注目が集まっている。
業界別ではTOP300位を見ると、食品・ITソフトウェアの企業にも幅広く注目が集まっていた。
食品業界は、何よりも身近であり、健康志向や環境意識の高まりを背景に、新しい価値を提供する企業が人気を集めていた。
一方、IT業界はデジタル化の加速に伴い、先進的な技術や革新に関わる機会が多く、特に学生にとっても魅力的に映っているようだ。これらの業界は、特に将来性を重視する学生から支持を集めていると考えられる。
調査概要
調査名 :2025入社希望者対象 就職活動[後半] 就職ブランドランキング調査
調査対象 :2025年春入社希望の「ブンナビ」会員 (現大学4年生、現大学院2年生)
調査期間 :開始:2024/3/16 ~ 終了:2024/6/30
調査方法 :文化放送キャリアパートナーズ運営の就職サイト「ブンナビ」上でのWebアンケート
同社主催の就職イベント会場でのアプリアンケート・オンラインイベントアンケート
*投票者1名が最大5票を有し、志望企業を1位から5位まで選択する形式
有効回答数 :14,970(うち男子7715・女子7255/文系11135・理系3835)
総得票数 :40,391票
関連情報
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構成/Ara