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年代別に聞いた理想のキャリア観、20代は「幅広い経験を身に付ける」が最多、 一方50代は?

2024.12.03

社会人生活が始まったばかりの20代と、定年が間近に迫る50代とでは、自身のキャリアに対する姿勢・意識が異なっていて当然だ。では、年代別で見た時に、どのようなキャリア観の違いが見受けられるのだろうか?

ビズリーチが運営する、働く人の活躍を支えるテクノロジー“WorkTech”に関する研究機関「ビズリーチ WorkTech研究所」はこのほど、ビズリーチ会員を対象に「年代別のキャリアの築き方」に関するアンケートを実施し、1,290件の有効回答を得た。

20代は「幅広い経験を身に付ける(73.5%)」、30代は「専門性を磨く(63.4%)」、40代は「管理職として経験を積む(63.8%)」がそれぞれ最多

年代別に「どのようなキャリアを目指していますか。または築いてきましたか」と質問したところ、年代別にキャリアにおいて重視する点が異なることがわかった。

20代は「幅広い経験を身に付ける(73.5%)」と回答した人が最も多く、まだ経験が少ないなかで自身に合ったスキルは何かを見つけることや、スキルのベースを築くことに重きを置いていることがわかる。

30代になると「専門性を磨く(63.4%)」と回答する方が最も多く、キャリアの方向性を見つけ、自身の強みを明確にすることを重視する傾向があることがうかがえる。また30代は「今後どの分野に力を入れていくか」という志向が明確化するビジネスパーソンも多く、適切なスキルや知識を深めていく必要性を感じていることがわかる。

40代では「管理職として経験を積む(63.8%)」が最も多く、次いで「複数の高い専門性を身に付け、希少性を高める(51.0%)」が多い結果となった。これは40代がキャリアの分岐点となっていることを示しており、これまで積んできたキャリアや自身の価値観によって管理職に進むか複数の専門性を身に付けるか決断するビジネスパーソンが多いことがわかる。

50代で目指すキャリアは、40代以上に回答に分散が見られた。特に「スペシャリストとして組織の責任者を務める(38.8%)」が40代に比べ13.4ポイント上昇している。これは、50代ではCXOのように「専門性を持ちつつ、組織を率いる責任者になる」ことを志向する人が多いことがわかる。従来のようにマネジメントとしての管理職にとどまるのではなく、深い専門知識を持ったリーダーシップを求める傾向の表れだといえるだろう。

約7割が、現在所属している企業で希望のキャリアを築いていけないと回答

現在の企業で希望のキャリアを築いていけるかと質問したところ、約7割が「どちらかといえばそう思わない」「思わない」と回答した。さらに「今後、希望するキャリアをどのように築いていこうと考えていますか」の質問には「転職をする(65.2%)」と回答した人が他の選択肢に比べて圧倒的に多く、次いで「現在の会社に勤めながら副業する(10.0%)」「現在の会社に勤め続ける(本業のみ)(7.0%)」となった。この結果から、主体的にキャリアを築いていくために、「転職」が重要な手段の一つと捉えているビジネスパーソンが多いことがわかる。

■株式会社ビズリーチ ビズリーチ WorkTech研究所 所長 友部 博教氏 コメント

今回の調査により、7割近くのビジネスパーソンが、転職をキャリア形成の重要な選択肢として捉えていることがわかりました。従来のように長期間同じ企業で働くことが望ましいとされていた時代とは異なり、雇用の流動性が高まってきている現代においては、個人が自身のキャリアやライフステージに合わせて、キャリアにおけるあらゆる選択肢を考えたうえでキャリア設計することが可能となりました。

一方で、転職に伴うリスクや不安もありますので、今回の年代別のキャリア観の調査結果を参考に、50代以降のキャリアにおける集大成は何かと考えたうえで、そこから逆算して20代・30代・40代のキャリアプランを立て、そのために転職をどのように活用していくかを考えることも重要になるのではないでしょうか。

また転職を前提としてキャリア形成をするビジネスパーソンが多くなっている現状を踏まえ、企業側は従業員のキャリアパスに対する透明性を高めると同時に、成長機会の提供などを通じて従業員が企業内でキャリアを積んでいける環境づくりが求められているといえるでしょう。

<調査概要>
調査内容:キャリア観や転職に関するアンケート
調査対象:ビズリーチ会員
調査期間:2024年4月22日~2024年5月5日
有効回答数:1,290

・各比率において、項目によっては端数処理の関係で合計が100%にならない場合がある。

出典:ビズリーチ調べ

構成/こじへい

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