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新車の頃を思い出す!?洗車アドバイザーに聞いた洗車と室内クリーニングの超実践テクニック

2024.11.30

ボディ細部に入り込んだ水気はエアブローで吹き飛ばす

しかし、ボディは様々なパーツで構成され、隙間、手の入りにくい部分も多い。ふき取りクロスだけではボディ細部に入り込んだ水気まで拭き取ることは不可能。そのボディ細部に入り込んだ、汚れを含んだ水気が垂れ、水垢になることはすでに説明した通り。そこで2024年版年末洗車の最新のテクニックとして紹介するのが、セイワから発売されている(オンライン限定商品。楽天市場、アマゾン、Yahoo!で販売) 、筆者愛用のIMP301「ハンディマルチブロー&掃除機」だ。持ち運びしやすい軽量な手持ちサイズかつコードレスで、エアブローと掃除機の二刀流の機能を持った画期的なアイテム(ノズル7種類付属)。ここではそのエアブロー機能を発揮してもらうことになる。

IMP301「ハンディマルチブロー&掃除機」

エアブロー効果は結構強力で、ボディとライトレンズユニットの隙間、リヤウインドーガラスとボディの隙間、フロントグリル、エンブレム周り、ワイパーブレード、そして水気が溜まりやすいホイールボルト回りに入り込んだ(拭き取れなかった)水気も、このIMP301のエアブロー効果で吹き飛ばすことができるのだ。USB充電による作動時間は低速側で約180分、エアブローに適する高速側で約12分だが、約12分あればクルマ1台の隙間のエアブローには十分と考えていいだろう。エアブローを行うと、内部から水気が飛び出してくるので、その拭き上げも忘れずに(片手でエアブローを行い、片手に持ったマイクロファイバークロスで拭き上げるといい)。しかも、エアブロー機器としては静音なので、近所迷惑にもならないところも使い勝手の良さである。

タイヤワックスでタイヤを黒々と仕上げればクルマがビシッと見える

最後にタイヤにタイヤワックスをかけて終了だが、そのタイヤワックス(の作業性)にもこだわりたい。筆者が使っているのはソフト99のディグロス ギラエッジで、タイヤの形状に合わせて動くFLEXヘッド(スポンジ部分)を採用しているため、扁平タイヤにも塗りやすく、タイヤとホイールの接合部分の際にもしっかりとワックスが塗り込め、ホイールにタイヤワックスが付着しにくいところ、ブラシを別に用意する必要のないところが気に入っている。ウインドーがきれいで、タイヤが黒々としていれば、ボディが多少汚れていても、クルマがビシッと精悍に引き締まって見えることも付け加えておきたい。

ディグロス ギラエッジ

ボディを洗車してきれいにして、ガラスをピカピカ透明に磨き、タイヤを黒々と仕上げれば、クルマがまるで新車のように見えるはずである。

ということで、これで2024年年末の洗車は終了。スピーディーにやれば45分~1時間ぐらいで終えることができるはずだ。やれやれ、これで1年間、お世話になったクルマもピカピカ、一件落着・・・ではない。

インテリアのクリーニングもお忘れなく!!

せっかくの年に1度のクルマの大掃除。ゆえに外側だけでなく、汚れまくっているであろう室内の清掃も忘れてはいけない。そこで用意するのが、掃除機、マイクロファイバークロス数枚、ルームクリーナー、クリーナーピック(クルマ用綿棒)などと、そしてまたまたセイワのIMP301「ハンディマルチブロー&掃除機」の出番。さらになぜか精製水である。

クリーナーピック

クルマのルームクリーニングの基本は何と言っても換気。晴れた、湿度の低い日にすべてのドア、トランク、バックドアを開け、換気することで車内のよどんだ空気、臭いを一掃。そしてフロアマットを出し、叩いて汚れを落としてから洗剤によるブラシ洗いを行い、陰干し。

そして車内の掃除機掛け。シート→フロアの順に掃除機をかけていく(トランク、ラゲッジルームも)。しかし家庭用の掃除機ではノズルが太く、シートとサイドシルの隙間に落ちたホコリや異物、愛犬を乗せているクルマなら抜け毛などを吸い取れない。そこでIMP301「ハンディマルチブロー&掃除機」の掃除機機能を用いる。ブラシ付きノズルは細く、隙間にもしっかり適応、汚れをかき出しながら吸い取ってくれるのである。また、隙間に詰まったホコリを、IMP301「ハンディマルチブロー&掃除機」のエアブロー機能で吹き飛ばすこともできるから便利である(その後の掃除機掛け、拭き取りは必須)。

シートやフロア、隙間、トランク、ラゲッジルームの掃除機掛けが終わったら、ダッシュボード、センターコンソール、シフター、ドア内張り、シートサイド周りをマイクロファイバークロスとルームクリーナー(または微量の食器用洗剤を薄めた水溶液)を使い、ホコリや手あかなどを落としていく。なお、メーター、ナビ画面などのキズつきやすい面は、眼鏡拭き用のクロスなどごく柔らかい布を水で絞って拭き上げる配慮が必要だ。乾いたままのクロスで拭くと、キズ付きの原因になるからである。

ファブリックシート、またはレザーシートは専用のクリーナーを使って汚れを落とす。1年間、なにもしないでいたら、けっこう汚れているはずだ。とくに2024年の夏は酷暑だったため、シートに汗が染みついているかも知れない。

ストナーレザークリーナー

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