小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

男性社員が感じている職場で求められる「男らしさ」によるプレッシャー

2024.11.29

多様性の時代となった現代においても、「男性はこうあるべき」と型に嵌める風潮は根強く残る。こうした“男らしさ”を職場でも求められ、息苦しさを覚えているビジネスパーソンも少なからずいるのではないだろうか?

XTalentが運営する転職サービス「withwork」はこのほど、20~60代の男性109名を対象に「男らしさ」に関する実態調査を実施し、その結果を発表した。

半数以上が、職場で「男らしさ」によるプレッシャーを感じたことがあると回答

回答者の6割がこれまでの人生において、「男らしさ」による生きづらさやプレッシャーを感じたことがあると回答。感じた時期で最も多かったのは「就職後」で、具体的な生きづらさとしては、1位「仕事や昇進に対して野心的でなければならない」、2位「大黒柱的な役割を求められる」、3位「育児や私生活にもっと時間を割きたくても叶わない」が挙げられた。

職場における「男らしさ」によるプレッシャーを感じるかという設問に対しては、一般社員の2割、リーダー層の3割が「頻繁に感じたことがある」と回答。その職場の特徴として最も多く挙げられたのは「長時間労働が常態化している(良しとされている)」。次いで、「多様な価値観を受け入れない雰囲気がある」「男性の育休取得率が低い」だった。

マネージャー層の6割が「男らしさ」という固定概念により「ネガティブな影響を受けている」

「『男らしさ』という固定概念があなたに与える影響について、『ポジティブ』と『ネガティブ』どちらが大きいですか?」という主旨の設問に対して、一般社員~マネージャー層では、ポジティブよりもネガティブの割合のほうが大きく、役職が上がるにつれて、その影響の度合いも上がった。一方で、役職が上がるとポジティブの割合も増える傾向にあり、経営層になると大きく逆転し、ポジティブの割合が多い結果となった。

「ポジティブな影響」が大きいと回答したマネージャー層・経営層の理由をみると、「内申点や人事評価が良くなったと思われる(40代、マネージャー層)」「ツラい状態で踏ん張ろうと思えた(30代、マネージャー層)」「長時間労働を自然とできた(30代、経営層)」「自己肯定感を常に持っていられる(40代、経営層)」といった回答が得られた。

「男らしさ」を求められる職場で昇進を果たした意思決定層の生存者バイアスが、中間管理職から一般社員に対する過度なプレッシャーに繋がっている可能性が考えられる。

3割以上が、職場における「男らしさ」のプレッシャーが「仕事のパフォーマンスの低下」「メンタルの不調」につながったと回答

「職場における『男らしさ』によるプレッシャーが、下記につながったことはありますか?」という設問で、9つの選択肢から複数選択で回答を求めたところ、「仕事のパフォーマンス低下」に繋がったと回答した人は33%だった。

また、プレッシャーから開放されたきっかけに関する設問には、休職や退職、転職、部署異動など、環境の変化を挙げた人が多かった。

「男らしさ」による生きづらさを解消に「多様な生き方が尊重される文化の醸成」が求められている

「『男らしさ』による生きづらさを解消するためには、何が必要だと思いますか?」と言う設問に対して、8つの選択肢から複数選択で回答を求めたところ、最も多かったのは「多様な生き方が尊重される文化の醸成」、次いで「職場の意識改革・個を尊重する制度等の導入」「学校教育の改善」「ロールモデルの創出」という結果になった。

<調査概要>
・実施期間:2024年10月28日~2024年11月10日
・アンケート対象者:20~60代の男性
・有効回答数:109名
・調査主体:XTalent株式会社

出典:withwork(XTalent株式会社)

構成/こじへい

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。