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COUNTA関数の便利な使い方は?よくあるエラーの原因と対処法

2025.01.15

COUNTA関数では、指定した範囲内にある「空白でないセル」の個数を数えることができる。覚えておくと作業効率がアップする関数の使い方を詳しく解説する。

COUNTA関数を使うと、数字以外に文字や記号などのセルをカウントできる。便利な使い方を覚えていこう。

COUNTA関数とは

まずはCOUNTA関数の基本的な概要を解説する。

■範囲内の空白ではないセルをカウントする

COUNTA関数は、指定した範囲内にある「空白でないセル」の個数をカウントする。「空白でないセル」とは、数値や文字列、記号、日付など、何らかのデータが入力されているセルを指す。逆にセルが空白の状態であれば、そのセルはカウントされない。また非表示セルもカウント対象に入るため、正確なデータ数を把握できる。

COUNTA関数

■数字だけでなく、文字や記号のセルもカウントできる

COUNTA関数は、数値が入力されているセルだけでなく、文字列や記号、日付、さらには数式の結果として表示される値もカウントすることができる。例えば、「100」「商品A」「2024年10月15日」これら全てをカウントすることができる。つまりデータの種類に関係なく、空白でないセルはすべてカウント対象となる。

■利用する場面

COUNTA関数は、さまざまな場面で役立つ。特に、以下のようなケースで利用されることが多い。

  1. データの入力チェック
    例えば、アンケート結果やフォームに入力されたデータが正しく集まっているかを確認する際に、COUNTA関数を使うことで、どの項目にデータが入力されているかを迅速に確認できる。
  2. データ集計や報告書作成
    営業データや販売データ、顧客データの集計時にも使用される。特定の範囲にどれだけのデータが入力されているかをカウントすることで、データの不備や不足を早期に発見できる。
  3. シート内のデータ検証
    シート内で複数の項目にデータを入力する場合に、空白セルがあるかないかをチェックするために使用される。これにより、入力漏れや不正確なデータの存在を把握できる。

COUNTA関数の使い方

COUNTA関数の使い方は非常にシンプルである。以下手順。

■「=COUNTA」を入力する

まず、セルに「=COUNTA」と入力する。これにより、COUNTA関数が呼び出される。
COUNTAを入力

■カウントするセル範囲を選択する

COUNTA関数を使用する際には、カウントしたいセル範囲を指定する必要がある。例えば、セルA5からA8までの範囲をカウントしたい場合、関数は次のように入力する。

この場合、A5からA8のセルのうち、空白ではないセルの個数がカウントされる。

範囲を選択

よくあるエラーの原因と対処法

COUNTA関数を使用する際には、いくつかのエラーが発生することがある。以下によくあるエラーの原因とその対処法を紹介する。

■「#NAME?」エラーの原因と対処法

「#NAME?」エラーは、COUNTA関数の名前を誤って入力した場合に発生する。このエラーは、関数名のスペルが間違っている、あるいは関数を使用していない場合に表示される。

対処法
関数名「COUNTA」のスペルを正しく入力する。例えば、「COUNTA」を「COUNTAA」などと間違えて入力していないか確認してみてほしい。

■「#REF!」エラーの原因と対処法

「#REF!」エラーは、セル範囲が無効な場合に発生する。このエラーは、カウントする範囲が削除されたり、シート外のセルを参照した場合に表示される。

対処法
セル範囲を確認し、正しい範囲を指定するようにする。範囲が削除された場合は、新しい範囲を選択し直す。

■「#VALUE!」エラーの原因と対処法

#VALUE!エラーは、COUNTA関数が無効なデータを処理しようとした場合に発生する。セルに文字列や数値以外の不正な値が含まれているとこのエラーが起こる場合がある。

対処法

セル範囲内に無効なデータ(例えば、計算式の結果としてエラーが表示されているセルなど)が含まれていないか確認し、必要であればそのデータを修正または削除する。

■「#N/A」エラーエラーの原因と対処法

#N/Aエラーは、COUNTA関数を使用したセルの範囲に検索系の関数(例えば、VLOOKUPやHLOOKUP)が含まれており、その中で該当するデータが見つからなかった場合に発生する。

対処法

範囲内にVLOOKUPやHLOOKUPなどが含まれている場合、これらの関数が正しいデータを参照しているか、エラーを出している原因を特定して修正する必要がある。

まとめ

今回は、Excel(エクセル)のCOUNTA関数について解説した。最後に要点を振り返る。

COUNTA関数の特徴

  • 指定した範囲内の「空白ではないセル」をカウントする。
  • 数字、文字列、記号、日付、数式の結果などが対象。

利用シーン

  1. データの入力チェック
  2. データ集計や報告書作成
  3. シート内のデータ検証

COUNTA関数の使い方

  • 「=COUNTA」を入力し、カウントしたいセル範囲を指定する。

よくあるエラーと対処法

  1. #NAME?:関数名のスペルミス。
  2. #REF!:無効なセル範囲を指定。
  3. #VALUE!:無効なデータを処理しようとした場合。
  4. #N/A:検索系関数の結果が見つからない場合。

構成/編集部

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