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Excelの関数を使って何日後かの日数計算を行なう方法

2024.12.18

Excelで日数計算を行いたい場面は多くある。この記事では、3日後や3週間後、3ヶ月後、3年後の日付を求める方法を解説する。また、2つの日付の差分を求める方法や、日付のシリアル値を確認する方法についてもまとめた。

Excelを駆使すれば「今日から3日後は何日か?」「今日から1年後は?」などを求めることができるのはご存知だろうか。

関数を使って作業効率をアップする方法を解説していく。

Excelで何日後かの日数計算を行う方法

Excelで何日後かの日数計算を行う方法について解説する。次の4つのやり方について順番にみていこう。

  1. 3日後
  2. 3週間後
  3. 3ヶ月後
  4. 3年後

■3日後

まず、その日から3日後の日付を求める方法を解説する。

3日後を求めるには次のように「=A2+3」と単に値をプラスすれば良い。

実行すると3日後の日付が表示される。

■3週間後

続いて、3週間後の日付を求める方法を解説する。n週間後を求めたい場合は、nに7をかければ良い。

次のように「=A2+3*7」とすれば3週間後の日付を取得できる。

実行すると3週間後に日付が表示されていることが分かる。

■3ヶ月後

3ヶ月後を計算する場合は注意が必要である。

先ほどは7をかけることで1週間後を表示できた。ただ、nヶ月後を求める場合に、同じように30を掛けようとすると、31日ある月などが考慮されなくなってしまう。

そこでnヶ月後を求める場合は、EDATE関数を使おう。EDATE関数は指定した日付の指定した月数だけ後の日付を返す関数である。

以下のように「=EDATE(A2,3)」とすると、3ヶ月後の日付を取得できる

実行すると、年をまたいでも3ヶ月後の日付が正常に取得できていると分かる。

なお、この関数を使った結果、日付ではなく数字の羅列が表示されてしまった場合、書式を日付に直す必要がある。

セルをクリックした状態でCtrl+1(MacならCommand+1)を押して、セルの書式設定画面を開こう。分類欄から「日付」を選択して「OK」をクリックすれば、日付に変更される。

■3年後

n年後を計算できる専用の関数は用意されていない。n年後を計算する場合は、少し大変だがDATE関数を使うのが良いだろう。DATE関数は特定の日付を返す関数である。

以下のように「=DATE(YEAR(A2)+3,MONTH(A2),DAY(A2))」としよう。すると、特定日付の3年後の日付を取得することができる。

実行すると3年後の日付が問題なく表示できていると分かる。

Excelで2つの日付の差分を求める方法

Excelで2つの日付の差分を求める方法について解説する。

次の4つのやり方について順番にみていこう。

  1. 日単位の差分
  2. 週単位の差分
  3. 月単位の差分
  4. 年単位の差分

■1.日単位の差分

まず、日単位の差分を求める方法を解説する。2つの日付が「何日差が付いているか」を調べる方法を紹介しよう。

日単位の差分を求める場合は、DATEDIF関数を使う。DATEDIF関数は引数に2つの日付を指定することで、その差分を求められる関数である。

以下では、「=DATEDIF(A2,B2,”d”)」と入力している。こうすることでA2とB2の差分を求められる。更に、3つ目の引数には「d」を指定する。「d」を指定することで、日数の差分を求めることができる。

実行すると「5」と表示され、日数の差分が表示されていることが分かる。

■2.週単位の差分

続いて、週単位の差分を求める方法を解説する。

週単位の差分を求める際は、「=DATEDIF(A2,B2,”d”)/7」とする。DATEDIF関数で、日単位の差分を求めた後に、その数値を7で割る。こうすれば、週単位の差分が計算される。

実行すると「2」と表示され、2週間の差があることが分かる。

■3.月単位の差分

続いて、月単位の差分を表示してみよう。

月単位の差分を表示する際もDATEDIF関数を使うが、3つ目の関数には「m」を指定する。

「=DATEDIF(A2,B2,”m”)」とすることで、A2とB2の月単位の差分が分かる。

実行すると「2」と表示され、2ヶ月間空いていると分かる。

■4.年単位の差分

最後に、年単位の差分を表示してみよう。

年単位の場合はDATEDIF関数に「y」を指定する。

「=DATEDIF(A2,B2,”y”)」とすることで、A2とB2の年単位の差分が分かる。

実行すると「3」と表示され、3年の差があることが分かる。

Excelの日付計算に関する「シリアル値」とは?

シリアル値とは、1900年1月1日を「1」としたときに、何日後かを表す数値である。たとえば、1900年1月4日ならシリアル値は「4」になる。

Excelでは内部で日付をシリアル値として管理している。シリアル値で管理することによって日付の演算処理がしやすくなっている。

■シリアル値を確認する方法

Excelでは日付をシリアル値に変換することができる。

シリアル値に変換するには「ホーム」タブから「日付」をクリックし、「標準」を選択する。

すると以下のように日付がシリアル値に変換される。

まとめ

本記事ではExcelで日数計算を行う方法について解説した。最後に、何日後かの日数計算を行う手順についておさらいしよう。

  1. 3日後
    1. 例:=A2+3
  2. 3週間後
    1. 例:=A2+3*7
  3. 3ヶ月後
    1. 例:=EDATE(A2,3)
  4. 3年後
    1. 例:=DATE(YEAR(A2)+3,MONTH(A2),DAY(A2))

また、Excelで2つの日付の差分を求める方法は次のとおり。

  1. 日単位の差分
    1. 例:=DATEDIF(A2,B2,”d”)
  2. 週単位の差分
    1. 例:=DATEDIF(A2,B2,”d”)/7
  3. 月単位の差分
    1. 例:=DATEDIF(A2,B2,”m”)
  4. 年単位の差分
    1. 例:=DATEDIF(A2,B2,”y”)

日付計算を行う場面は多いので、これらのやり方を覚えておこう。

構成/編集部

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