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オンライン会議での見た目印象をアップするWebカメラの上手な使い方

2024.11.19PR

オンライン会議で見た目の印象をアップするWebカメラの使い方

社内オンライン会議の冒頭2分はビデオをオンに

 オンライン会議の際、Webカメラのビデオ映像をオンにするかオフにするのかは、様々な議論があります。354社を調べたところ、ビデオ映像をオンにすることを推奨していない企業が何と67%もありました。映像をネットワークに流すことで社内のネットワーク帯域を圧迫させてしまうため、情報システム部門などが使用制限を出していることが、理由のひとつとして挙げられます。

 ZoomやTeamsなどの主要なオンライン会議サービスで、どれぐらいのネットワーク帯域が必要になるかを調べたところ、HDビデオの映像を流す場合は参加者側に1Mbps(下り)帯域が必要なことがわかりました。ただし、ビデオ映像をオンにする人が多いと、その人数に応じて正比例で負荷がかかるわけではありません。複数人でビデオをオンにする場合は、1Mbps程度のネットワーク帯域があれば大丈夫でしょう。

 テレワークでは腹を割って話す〝心理的安全性〟を確保することが何よりも必要です。オンライン会議の冒頭2分間だけでもビデオをオンにして雑談を交わしたほうが、テレワークの孤立感は減り、一体感を持って議論を活発に行なえるのです。その結果、過剰な気遣いも減り、無駄な作業もしなくなります。冒頭2分だけビデオをオンにするのであれば、ネットワークへの負荷も限定的なので、実践してみてはいかがでしょうか。

顧客の対応はビデオをオンが基本

 コロナ禍の影響もあり、企業の意思決定者のうち、15%がオンライン営業を受け入れると回答しています。オンライン営業に関する行動実験を18社で行なったところ、ビデオをオフにするケースとビデオをオンにするケースでは顧客の満足度に40%以上の開きがあることがわかりました。

 特に新規の営業は、ビデオをオンにしたほうが信頼性や親近感が高まり、その後の会話が弾むことがわかっています。そのため、顧客対応の場合はビデオをオンにするのを前提に準備すべきです。

Webカメラは目線の高さに設置

 オンライン会議では、様々な専門機器を使って、高解像度なビデオカメラや一眼レフの映像を流すことも可能です。しかし、高価な機器を用意しても、それで必ずしも相手のハートを射抜ける保証はなく、案件の成約率が高められるわけではありません。高価なものを用意することよりも、配置に工夫することこそが重要なのです。

 多くのビジネスパーソンは、ノートPCに内蔵されたカメラを使うことが多いはずです。しかし、ノートPCの内蔵カメラは、利用者の目線よりも下に配置されているため、下から覗き込むような映像になってしまいます。

 そのため、実際よりも暗い表情になったり、怖い表情になったり、時には懐中電灯で下から顔を照らしたようなおぞましい映像になることもあります。ちなみに、18社にアンケートを取ったところ、オンライン会議のビデオ映像が実際よりも悪く映ると答えた人は74%もいました。

 この問題を解決するためには、カメラを目線の位置に持ってくるようにしましょう。

 例えば、PCスタンドや段ボールなどを使って、ノートPCのカメラをオンライン会議の時だけ目線の位置まで上げてみます。こうすることで、オンライン会議の参加者と目線が合いやすくなり、より明るい表情でコミュニケーションを図れるようになるでしょう。

映像の明るさ不足はスマホのライトでカバー

 前述のような目線を合わせる工夫を凝らしても、光量が足らず、暗い表情に映ってしまうこともあります。そんな時には、スマホを活用しましょう。懐中電灯アプリを起動し、顔に当たるようにスマホを設置します。これだけでも、印象が大きく変わるはずです。映像のプロが使うような大型ライトを用意する必要はありません。

『人は見た目が9割』(新潮社)というビジネス書がベストセラーになったように、表情の映り方はとても重要です。オンライン会議での自身の見た目をちょっとした工夫で改善してみてください。

ノートPCをスタンドに載せれば、目線が合いやすくなる

ノートPCをスタンドに載せれば、目線が合いやすくなる。

懐中電灯アプリ

オンライン会議でスマホの懐中電灯アプリを活用している例。別途、スタンドを用意すれば、スマホをしっかりと固定できる。

文/越川慎司

世界各地に分散したメンバーが週休3日・リモートワーク・複業(専業禁止)をしながら800社以上の働き方改革を支援する、クロスリバーの代表取締役。

800社17万3000人のAI行動分析でわかった最速で結果を出す書籍「超タイパ仕事術」

ビジネスコンサルタントの越川慎司さんは、複業・週休3日を実践しながら800社へ働き方改革のノウハウを提供し、24冊以上のビジネス書を執筆している、まさに仕事効率化のスペシャリストだ。同氏がこれまでに働き方改革を支援してきたのは800社以上にのぼる。クライアント企業の優秀なビジネスパーソンに見られる行動を分析して導き出した、業務の無駄を徹底的に省き、仕事のタイパ(タイムパフォーマンス)を高める方法を著書「最速で結果を出す超タイパ仕事術」で詳しく解説している。その一部をダイジェストで紹介しよう。

同書は、第1章から第5章までの5部構成。

第1章では、企業にはびこる無駄の数々について実証データをもとに紹介。「よかれと思って作ったページの81%が読まれない」「重要だと思っていた書類の88%は不要だった」など、どれも衝撃的な内容となっている。日頃の仕事でいかに時間を浪費しているのかを思い知らされるはず。

第2章では、人間の思考傾向や行動原理について解説。「目の前の仕事に集中したくなる」「完璧を求めすぎると疲弊するだけ」といった思考回路を意識することにより、無駄を生じている様々な思い込みをやめるきっかけになるはずだ。

第3章では、仕事の取捨選択を行なう際の〝見極め〟を伝授。「自分の目標から逆算して、本当に必要な業務に注力する」「場合によっては念のための確認を省く」といった考え方を知ることで、在的には無駄だとわかってはいるもののやめられない業務を手放せるようになる。

第4章は、本書のメインテーマである〝タイパ〟を高めるための「無駄をやめられる35の秘策」を大公開。コミュニケーション、情報収集、アウトプット、タイムマネジメント、プレゼン、キャリアの形成といった6つのテーマごとに、具体的にどんなアクションを起こすことで無駄を省けるのかを、わかりやすく紹介。35の秘策をすべて実践する必要はなく、真似できそうなところから始めてみても問題ないはず。

第5章は、成果を出し続けている企業の事例を挙げながら、組織としてタイパを高める習慣を指南。第4章までの内容と合わせて実践し、理想的な職場環境を構築を目指したい。

なお、同書で紹介している〝超タイパ仕事術〟によって成果を上げているビジネスパーソンの実例も、コラムページで詳しく解説しているので、多くのビジネスパーソンにとって働き方を見直す指針となるはずだ。

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