リセールの関連用語
リセールに関連する用語として、『リセールバリュー』と『回線リセール』を取り上げます。どちらも商品・サービスの再販に関する用語で、投資やビジネスシーンで登場します。
■リセールバリュー
リセールバリュー(Resale Value)とは、商品の再販売価値のことです。特に不動産や車両において重要な概念で、将来の売却時に得られる金額を示すものです。不動産では、新築価格を基準とした割合(%)で表されることもあります。
リセールバリューは、商品の品質・需要・市場動向などに影響されます。例えば、人気エリアの不動産や信頼性の高い自動車ブランドは、高いリセールバリューを維持するのが一般的です。
投資家や購入者は、リセールバリューを考慮することで長期的な資産価値を見極め、より賢明な購入決定を行えます。ただし、価値は時間とともに変動するため、市場動向を常に注視することが重要です。
■回線リセール
回線リセールは、回線再販とも呼ばれます。ここでいう『回線』とは、電話やインターネットなどに用いられる通信回線を指します。回線リセールは、大手通信事業者から借り受けた回線を、自社ブランドで再販売するビジネスモデルです。
高速デジタル回線は、容量が大きければ大きいほど料金が割安になります。借り受けた回線を分割して複数の利用者に提供すれば、リセール差益が得られます。自前のインフラなしで、通信事業に参入できるのもメリットです。
リセールビジネスは進化し続ける
リセールは、一度購入された商品を再販売することです。大量生産・大量消費の時代を経て消費者の意識が変化し、環境と経済が統合する循環型経済に注目が集まっているのが現状です。
ファッション業界を中心に、リセールビジネスが展開されており、近年は個人間の取引も活発化しています。
RaaSの台頭で、一次市場のアパレルブランドがリセール市場に参入する動きも見られ、今後は市場がさらに盛り上がっていくと考えられます。進化し続けるリセールビジネスに注目しましょう。
構成/編集部