田舎暮らしの醍醐味、自給自足はしたほうがいい?
田舎暮らしといえば自給自足のイメージが強い方も多いと思います。自給自足を楽しむにはそれなりに時間が必要ですが、半面多くのお金は要りません。
私も移住先の村で家庭菜園をしていました。ミニトマト、とうきび(とうもろこしの北海道版の呼び名)、よもぎ、山わさび、山で採取した山菜たち……。
ミニトマトととうきびの苗は1本100円ちょっと。よもぎは自生していて、山わさびはお裾分けしてもらったあと、株分けをしました。
畑は籾殻(もみがら)と米糠(こめぬか)とで豊かにします。籾殻と米糠を撒いた畑は当時38kgの私が乗ると沈むくらいふかふか。元ある土に鋤き込んで、1か月程度発酵させます。家庭菜園は、土作りを疎かにしてはいけないんです。
田舎暮らしの先人のお知恵を拝借して、慣れない畑作業を頑張りました。豊かになった土壌のおかげで、真っ赤に熟れたミニトマトの他、きゅうりやニラ、ナスにじゃがいも、オクラなど何でも収穫できるようになりました。
タンパク質は、自分で釣った川魚で補給。釣り餌は私の住む古民家に迷い込んだ小さな虫たちです。糸に虫をつけて垂らすだけで川魚がゲットできるので0円。はらわたを取って串に刺して、ほんの少しお塩を振って囲炉裏でじっくり焼けば、田舎のご馳走の完成。田舎暮らしを始めてから、魚を捌けるようになりました。
自給自足は生活費を抑えるためにも有効ですが、課程が楽しいなと思います。
畑仕事は暑いし、焼けるし、楽ではないけど、自分で収穫した野菜をひとくち食べれば全てが報われます。
北海道は海の幸に恵まれているため、魚もスーパーに行けばお安めに手に入ります。でも自分で釣り場を見つけて、釣り上げ、捌き、焼き立てを食べた時の感動は忘れられません。田舎暮らしの醍醐味ぜひ味わってほしいな。
ということで、ぶっちゃけ仕事はないけれど、リモートワークと田舎暮らしの相性はぴったり!です。しかも、家庭菜園をすれば田舎暮らしを楽しみながら、節約もできる。移住を考えている方の参考になればうれしいです。
文/りんの田舎暮らし
登録者50万人のYouTube「りんの田舎暮らし」で北海道の自然や田舎暮らしの様子を配信中。交通安全運動で一日警察署長に任命されるなど北海道のくるま旅を盛り上げる活動も行なっている。
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