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PR TIMESがプレスリリースの可能性拡大に貢献した企業と担当者を讃える「プレスリリースアワード2024」を発表

2024.11.06

プレスリリース配信サービス「PR TIMES」等を運営する株式会社 PR TIMESは、「プレスリリースの日」である2024年10月28日にプレスリリースの可能性拡大に貢献した企業と担当者を讃える「プレスリリースアワード2024」の受賞プレスリリースを発表した。

今回は2023年8月1日から2024年7月31日に国内で発信されたプレスリリース2481件がエントリー。プレスリリースアワード2024審査会により、11件のプレスリリースが10の部門賞に輝いた。

各部門賞の概要は以下のとおり。

インフルエンス賞

発信と活用により社内外へ最も広く好意的な影響をもたらしたプレスリリースに贈る賞

■株式会社ヤッホーブルーイング:飲み過ぎの原因は飲むペース、適正飲酒を実現する“飲みづらい”グラス「ゆっくりビアグラス」開発

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000054.000018582.html

【受賞理由】適正飲酒の啓発のために“飲みづらい”グラスを開発した、という取り組み自体も素晴らしいが、根拠となる意識調査のデータや、グラスの開発プロセス・こだわり、有識者のコメントによる期待効果など必要な情報が十分盛り込まれている。加えて、クラフトビール事業者である自社があえてこの取り組みを推進する理由や、これまでも一貫して適正飲酒の啓発に取り組んできた活動実績等もしっかり盛り込まれており、単なる表面的な話題作りのための打ち上げ花火施策ではない、企業としての本気度を感じた。(審査員:矢嶋 聡氏 株式会社はね 代表取締役)

ソーシャル賞

社会とのつながりを表現し深めることに最も貢献したプレスリリースに贈る賞

■株式会社ヘラルボニー:障害のある人のための災害情報を届ける活動「#障害者を消さない」を始動

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000251.000039365.html

【受賞理由】
1月1日の地震からわずか2日でサイトを立ち上げて開示。同社の社会的な存在意義に忠実な姿勢を感じる。地震後の障がい者の方々を思って、まずは災害情報を届け、そして当事者の声を集める活動。引用されている当事者家族のコメントに胸が苦しくなる。シンプルでタイムリーだからこそ情報が強い意味と力を持ち、ここから始められることがあると信じられるプレスリリース。(審査員:三島 映拓氏 株式会社PR TIMES 広報PR管掌取締役)

パブリック賞

情報の平等と信頼を実現することに最も忠実なプレスリリースに贈る賞

■株式会社LIFULL:新生活シーズンを前にLIFULL HOME’Sが「おとり物件」に対する不動産会社の対応実態調査&消費者への認識調査を発表

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000448.000033058.html

【受賞理由】
このプレスリリースは、不動産業界の課題ともいえる「おとり物件」を取り上げ、生活者と不動産会社の両者における認識を、調査したことに特徴があります。
調査結果が分かりやすくまとめられ、情報伝達における視覚的表現も工夫されています。文末には責任者のコメントもついており、調査の趣旨や、目指すゴールなどが述べられているのも印象的でした。今回の調査とプレスリリースの公開を通じて、不動産業界全体への呼びかけとなり、「おとり物件」の改善に向けて、共通認識が深められることを、期待しています。(審査員:河 炅珍氏 國學院大學 観光まちづくり学部 准教授)

エンパシー賞

受け手の心を動かし共感を育むことで最も飛躍したプレスリリースに贈る賞

■株式会社協和:小学校へ入学したころの感動が時を越えて届く、「未来へつなぐタイムレター」ふわりぃランドセルの協和が続ける親と子の心をつなげるサービス

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000088048.html

【受賞理由】
子どもの成長を優しく見守るかのようなサービスが狙いとともに紹介され、わかりやすい内容になっています。実際にこのタイムレターが絵本になったこともあり、サービスの枠組みを超えた広がりをみせています。(審査員:関根 和弘氏 朝日新聞GLOBE+編集長)

ヒューマン賞

プロダクトや社員、顧客に対する愛と情熱が最も感じられるプレスリリースに贈る賞

■ピジョン株式会社:口唇裂・口蓋裂や疾患などで哺乳が困難な赤ちゃんと家族のための哺乳器 病院と家族の声をもとに、より使いやすい仕様に改良した「ロングフィーダー」新発売

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000155.000048454.html

【受賞理由】
口唇裂・口蓋裂という、まだまだ一般の認知度は高くない疾患により、哺乳が困難な赤ちゃんとご家族のための商品。患者の画像を使うことが最も興味を喚起できるだろうと短絡的に考えてしまいがちです。そこで一歩立ち止まり、当事者の心情を傷つけないような画像選びに何度も議論を重ねたと伺いました。その姿勢に、きちんと顧客に向き合う愛情を感じます。情報は単なる羅列だと、相手に伝わるものにはなりません。商品の説明も丁寧でわかりやすく、何をどの順番でどういうふうに伝えるか。あまり目立たない部分かもしれませんが、そういった丁寧な編集も素晴らしかったです。(審査員:桜川 和樹氏 グローバル・ブレイン株式会社 Partner / Editor in Chief)

ストーリー賞

人に語りたくなるストーリーを最も有しているプレスリリースに贈る賞

■七越製菓:創業40周年と手揚げもち25周年を記念して、「復刻版手揚げもちしょうゆ味」を期間限定発売

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000137121.html

【受賞理由】
冒頭の動画から始まり、創業当時を物語るモノクロ写真、このようなリリースは見たことがなく、ただただ圧倒されました。一つの創業物語を読んでいるようで、歴史と作り手の想い、こだわりなどがしっかりと伝わってきて、食べてみたいなと思わせる説得力があります。日々たくさんのリリースが配信される中で普通だったら目に留まりにくいであろう「手揚げもち」という商品をいかに魅力的に伝えていくか?
自社の商品への理解、それを知ってもらうための見せ方を考え抜いたことが伝わって来るリリースでした。(審査員:石﨑 寛明 小学館DIME編集長)

イノベーティブ賞

既成概念に縛られず表現や用途を最も拡大したプレスリリースに贈る賞

■株式会社オレンジ:総額29.2億円のプレシリーズA資金調達を実施

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000125868.html

【受賞理由】
漫画関連の事業について発表するリリースを、漫画を用いて表現してているのがユニークであり、リリースで指摘されている課題がわかりやすかったです。漫画が縦長で描かれており、多くがスマホで読まれるだろうという配慮もよかったと思います。(審査員:関根 和弘氏 朝日新聞GLOBE+編集長)

ローカル賞

発信と活用により地元の魅力を内外へ広げることに最も貢献したプレスリリースに贈る賞

■岐阜県飛騨市:「なんとなく不調」から人間関係・家庭・性の悩みなど11~18歳の思春期の「もやもや」に寄り添います

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000057.000120394.html

【受賞理由】
11~18歳の思春期の「もやもや」に寄り添うために「ヒダ×10代ケンシン」を伝えるリリース。見出しも目を引くもので、内容も担当の想いがギュッと詰め込まれており、さらにグラフを活用し、事業内容がスッと頭に入りやすくなる、共感できるような内容となっており、動画も埋め込み、そこで丁寧に解説しているので、中身の濃いリリースだと感じました。飛騨市はこのリリース以外でも、自治体としてはPRTIMESでもリリース頻度が多く、かつ一つ一つを手を抜かずに「伝わる」ことを意識して配信していると思います。地域のことを多くの人に知ってほしい!飛騨市のことをもっと広げたい!そんな想いが伝わるリリース。やはり自治体のPRの本質は「人」なんだと改めて感じる素敵なリリースでした。(審査員:佐久間 智之氏 PRDESIGN JAPAN株式会社)

グレートステップ賞

覚悟をもって発信に挑戦し、最も飛躍したプレスリリースに贈る賞

■ 有限会社稲垣塗装所:思い出の詰まった仏壇を手のひらサイズにリノベーション、仏壇供養サービス「結壇(Yuidan)」を 2024 年 2月に開始

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000135014.html

【受賞理由】
センシティブな話題だけに相談もしにくく、あまり顕在化していませんが、時代の変化や住まいの変化の中で仏壇の扱いに困っている人は多いと思います。今回のリリースでは仏壇メーカー自らがあえて仏壇を手放すという自社のビジネスを揺るがしかねない提案を行っているようでいて、きちんとしたデータの裏付けをもとに時代や住まいの変化など消費者のニーズに寄り添った新しい仏壇を提案しているリリースとしての完成度の高さに驚かせられました。仏壇に手を合わせる文化を守っていきたいという想いもしっかりと伝わって来るリリースだったと思います。(審査員:石﨑 寛明 小学館DIME編集長)

特別賞

上記賞(各部門賞)にあてはまらないが表彰したいプレスリリースや発表者の行動を讃える賞

■株式会社岡崎竜城スイミングクラブ:「泳げない国」インドの水泳コーチを対象に岡崎市の老舗スイミングスクールが水難訓練を実施

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000128281.html

【受賞理由】インド=泳げない国という意外性をフックにして目を引きながら、スイミングスクールによる水難訓練という真摯な取り組みと、その背景と意義をデータを用いながら余すところなく伝えている。水害にみまわれることが多い日本で蓄積されたノウハウを海外へ伝えていく覚悟と信念を感じさせるリリース。(審査員:勝俣 哲生氏 日経クロストレンド編集長)

■株式会社永谷園ホールディングス:永谷園がお客様に代わって試してみました!その数60種類以上!「冷やし茶漬けにピッタリな冷たい飲み物」セレクション

https://www.nagatanien.co.jp/a.php?id=1901

【受賞理由】恐らく誰が読んでもクスッと笑ってしまう、楽しいリリースでした。60種類の飲み物を「実際に試してみた」という企画自体にも驚きがありますが、リリースとしても非常に優れていると思いました。タイトルの付け方、全体の構成、適度な分量、デザイン、写真の配置、カラーや太字を駆使したテキストなど、広報部の熱意とセンスが溢れています。顔写真入りの担当者のコメントで締めるなど、最後まで飽きさせずに読ませる工夫が盛り込まれていて、他の企業にも参考になるリリースだと思いました。余談ですが、読んだ後、我慢ができなくなり、お茶漬け海苔を買いに行って、冷蔵庫にあった豆乳をぶっかけて食べてみました。そして、すっかりハマってしまいました。特別賞、おめでとうございます!(審査員:小林 史憲氏 テレビ東京 報道局「テレ東BIZ」編集長)

最終審査に進んだプレスリリースを讃える「Best101」。今年は79件が選出

毎年、受賞プレスリリースのみならず、それぞれに創意工夫や、発表に至るまでの物語のあるプレスリリースが数多くエントリーされている。できるかぎりその一つひとつを、知ってもらいたい。そんな思いから、主催者側では、昨年より最終審査に進んだプレスリリース101件も発表することにしたという。それが「Best101」のはじまりだ。

今年のプレスリリースアワード2024では、審査方法の見直しのため、最終審査に進んだプレスリリースは79件となったが、「Best101」として発表された。来年以降は、101件が発表される予定だ。

【Best101受賞企業一覧(敬称略)】

関連情報
https://prtimes.jp/pressreleaseawards/2024/

構成/清水眞希

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