「サッカーゴール」のサイズをご存じでしょうか? また、プレイヤーの年齢で使われるサイズが異なることもご存じですか? この記事では、意外と知らないサッカーゴールの基礎知識をわかりやすく解説します。
目次
テレビ中継などでサッカーを見るという人は、意外と「サッカーゴール」がどれくらいのサイズかご存じないかもしれません。サッカーゴールは、プレイヤーの年齢によってサイズが変わります。もちろん、フットサルやビーチサッカーには、それぞれ専用のサイズがあります。
練習用にサッカーゴールを用意したい際におすすめのサイズなどもあるので、本記事では、サッカーゴールの基礎知識について学んでいきましょう。
サッカーゴールの種類
早速、サッカーゴールの種類をご紹介していきます。
【参照】サッカー競技規則2021/22
プロも使う11人制用サッカーゴールのサイズは?
サッカーは基本的に11人で行われるスポーツ。男女ともに、中学生以上で使用される一般的なサッカーゴールは、幅7.32m、高さ2.44mです。中学生以上であれば、プロまで共通のゴールを使用します。
小学生向けサッカーゴールは一回り小さい
小学生が試合で使用するサッカーゴールは、幅5m、高さ2.15mと、一般的なものよりも一回り小さいサイズになっています。
小学生用のサッカーゴールは、8人制サッカーでも使用されています。
【参照】8人制サッカー競技規則
ゴールネットにも違いがある?
サッカーゴールに合わせ、ゴールネットも、一般的なサイズ、小学生向けゴール用のサイズがあります。もし購入する場合は、サイズを確認しましょう。
また、ゴールネットは、柔らかくて吸収力が高いポリエステル素材と、吸収性が低いため屋外向きとされるポリエチレンの2種類があります。
模様を見ても、六角形をつなぎ合わせたような「亀甲目」と、「四角目」があり、亀甲目のほうがボールの跳ね返りを抑えやすい、四角目のほうが安価という違いがあります。
フットサル用ゴールはどれくらい小さい?
屋内で行われることの多いフットサルは、5人で行う競技ということもあり、ゴールも小さめ。横幅3m、高さ2mが一般的なサイズになります。
フットサルの場合は、子供から大人まで、基本的には共通のゴールを使用します。
【参照】フットサル競技規則2022/23
ビーチサッカーのゴールは意外と大きい?
フットサルと同様に、1チーム5人で行うビーチサッカーですが、ゴールサイズはフットサルよりも大きめ。規定では、横幅5.5m、高さ2.2mとなっています。
練習用におすすめの「ミニサッカーゴール」
公式の試合に使われるものではなく、練習用のゴールとして購入する際におすすめなのが、「ミニサッカーゴール(ミニゴール)」と呼ばれるもの。主に少年サッカーチームや自宅での練習などに用いられます。
ミニサッカーゴールは公式に使われるものではないので、既定のサイズなどはありません。では、選び方のポイントを紹介していきましょう。
ミニサッカーゴールはサイズと設置のしやすさで「組立式」「折りたたみ式」「エアーゴール」から選ぼう
ミニサッカーゴールは、大きく分けると、「組立式」「折りたたみ式」「エアーゴール」の3種類があります。
組立式
3種類の中では本格的なゴールに近く、ゴールポストにはアルミやスチール、塩化ビニールなどが用いられます。ミニサッカーゴールとしては、比較的大きなサイズの製品があるのも特徴です。ただし、組立には若干時間がかかり、持ち運びも少々大変かもしれません。
折りたたみ式
ゴールポストとゴールネットが一体になっているのが一般的。持ち運びもしやすく、広げるだけで使用できるので、家庭用にもおすすめです。ただし、組立式と比べると、サイズが小さいものが多い傾向があります。
エアーゴール
名前の通り、専用のポンプで空気を入れてつくるサッカーゴールです。持ち運びの際には、空気を入れる、空気を抜くという作業が必要になりますが、コンパクトに持ち運べるのに加え、ゴールポストなども柔らかい素材なので、衝突してけがをするリスクも抑えられます。
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※データは2024年10月上旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦