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デザインセンスは不要!CanvaとAdobe Expressで差をつけるビジネス資料の作成テクニック

2024.10.31

Canva~おしゃれなビジネス資料を制作

Canva(キャンバ)とは、オンラインで無料で使えるグラフィックデザインツールだ。各種画像コンテンツはもちろんのこと、企画書や営業用資料といったビジネス資料も作ることができる。しかしグラフィックデザインツールでビジネス資料を作るといっても、イメージがつきにくいかもしれない。

そこで今回は、日本人初の「TeacherCanvassador」というCanva認定敎育アンバサダーとして活動しているHAKUBA EdTech 代表の清水智氏に話を聞いた。

●Canvaでビジネス資料を作るメリット

Canvaを使ってビジネス向けの企画書などの資料を作るメリットには、どんなことがあるのだろうか。

「私はCanvaの使い方や楽しさを伝えるセミナーを開催していますが、この1年で学校向けだけではなくビジネス向けのセミナーも増えてきました。私が住んでいる長野県白馬村エリアのスノーリゾートにおいても、広報媒体や業務ツールとしてCanvaを利用しており、技術サポートも行っています。ビジネス向けのCanvaの利用は、特に企画書作成に多大なメリットがあると感じています」

1.見やすい・読みやすい操作画面

「高度なデザインの専門知識がなくても簡単に、そして素早く魅力的な資料を作成できます」

2.多くのテンプレートや素材

「無料版では80万点以上のテンプレート、有料版のCanva Proでは1億点以上の素材を利用することができ、効率的にプロフェッショナルなデザインを完成させることができます」

3.クラウドベースのプラットフォーム

「OSやブラウザなどに関係なく、どこからでもアクセス可能で、チームメンバーとのコラボレーション・コミュニケーションもスムーズに行えます。これにより、迅速なフィードバックと修正が可能となり、効率的なプロジェクト管理が実現します」

●Canvaならではの活用ポイント

Canvaだからこそ、企画書や営業用資料制作における活用ポイントとは?

1.高品質なテンプレートを活用する

「Canvaには、国内外の公式クリエイターが作成したビジネス向けに高品質テンプレートが数多く用意されています。これらのテンプレートを活用することで、時間を節約しつつ、統一感のあるデザインを実現できます。

テンプレートは柔軟にカスタマイズ可能で、ビジネス利用としては外せないブランドカラーやフォントを反映させることで、揺るがないブランディングや企業のアイデンティティを強調することができます」

2.豊富なグラフィックとフォントを活用する

「写真、イラスト、音楽、動画などの素材や500種類を越える日本語フォントも利用可能です。これらを企画の意図やブランディングと組み合わせることで、訴求力が非常に高い資料を作成できます。個人的によく利用しているのが、エクセルやスプレッドシートなどのデータを読み込ませて、おしゃれなグラフを作ること。プレゼンテーション資料のクオリティアップに欠かせないツールの一つです。作成したプレゼンテーションは、PDFや画像、PowerPoint形式でダウンロードすることもできます」

3.リアルタイムのコラボレーションを行いながら作成する

「Canvaの共有機能を使うと意見交換やフィードバックが迅速に行われ、効率的な資料作成が可能です」

●ビジネス向けのテンプレート例

「Canvaにはビジネス向けのテンプレートが豊富です。『ビジネス』検索だけでも9,000点を超えるプレゼンテーションのテンプレートがあります。画像や色合いの組み合わせで魅力的なプレゼンテーションになる可能性は無限大」

「上のイメージは実際のプレゼンテーションの編集画面です。高品質で豊富な素材やテンプレートがあることで作業効率が上がり、訴求力も期待できます」

清水氏作成バナー

「ビジネス向けのバナー作成も自由自在。多言語翻訳や画像生成など、AIもCanva内で利用可能です」

Canvaを活用すれは、他にはない資料を作ることができそうだ。ぜひ活用してみよう。

Adobe ExpressとCanvaをビジネス用途で活用するアイデアやポイントを紹介した。どちらも無料で使えるため、ぜひこの機会に試してみよう。

【取材協力】

黒葛原道氏
Webデザイナー/アートディレクター
Webデザインを軸に、ディレクションやプランニング、撮影、などを手がける。ECサイト『quote』の立ち上げ、運営を通して、実際に「売る」ことを経験してるのが強み。著書に『ネットショップ初心者でも売れる商品写真の基礎知識とつくり方』(玄光社)がある。
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清水智氏
HAKUBA EdTech 代表
元東京都公立小学校主幹教諭。2019年より長野県白馬村へ移住。日本人初のTeacherCanvassadorとして、長野県内外でCanvaの魅力を教育現場など伝えている。4児の父。趣味はFREERIDESKI。
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文/石原亜香利

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