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仕事中に「ヒヤリハット」が起こる主な原因と効果的な対策

2025.02.20

効果的なヒヤリハット対策と活用法

現場確認

(出典) pixta.jp

ヒヤリハットを効果的に活用するには、どうしたらよいのでしょうか?職場の安全性を高めるための具体的な方法を解説します。

■報告システムの構築

安全な職場環境を実現する上で欠かせないのが、ヒヤリハット報告システムの構築です。

具体的には、報告フォーマットを統一し、必要な情報を漏れなく収集できるようにすることが大切です。これにより、分析の精度が向上し、より適切な対策立案につながります。

また、報告のしやすさを重視し、スマートフォンやタブレットからも簡単に入力できるシステムの導入も検討しましょう。現場での即時報告が可能となり、鮮度の高い情報を収集できます。

報告システムの運用状況を定期的に評価し、必要に応じて改善を加えることも重要です。より使いやすく、効果的なシステムへと進化させられ、対策しやすくなります。

■分析と改善策の立案

収集したヒヤリハット情報を基に、発生頻度や重大度を数値化して傾向を把握するなど、分析をします。優先的に対処すべき問題の特定だけでなく、根本的な原因の分析も行い、真の問題点を明らかにすることが重要です。

次に、分析結果に基づき、効果的な改善策を立案します。この際は、現場の意見を積極的に取り入れましょう。実際に作業する人々の視点が、実行可能で効果的な対策につながるためです。

改善策は、短期的な対処と長期的な予防策のバランスを考慮して立案します。例えば、作業手順の見直しや設備の改善といった即効性のある対策と、安全教育の強化や組織文化の変革といった長期的な取り組みを組み合わせるなどです。

改善策の効果を定期的に評価し、必要に応じて修正を加えることで、継続的な安全性の向上が期待できます。

■職場全体での意識向上

職場全体でヒヤリハット活動を定着させるには、従業員の意識向上が不可欠です。定期的な安全教育を実施し、ヒヤリハットの重要性を理解してもらいましょう。

報告しやすい環境づくりも重要です。匿名制にする、報告者を評価する仕組みにするなど、積極的な報告を促す環境づくりを心掛けましょう。報告された内容への迅速な対応と、その結果のフィードバックも重要です。従業員が「報告してよかった」と実感できれば、活動がより活発になります。

また、朝礼や終礼の時間に、ヒヤリハット報告の時間を設けるのも効果的です。活動の成果を可視化し、全従業員で共有することで、安全意識の向上と活動の継続につながります。

ヒヤリハット活動を安全管理に役立てて

タブレットに入力する

(出典) pixta.jp

ヒヤリハットは、重大な事故には至らなかったものの、危険を感じた出来事を指します。ハインリッヒの法則に基づき、その重要性が認識されており、それぞれの職場環境に応じた対策が必要とされています。

報告システムの構築や従業員教育など、ヒヤリハット活動を通じて安全意識の向上と事故のリスク低減を図ることが大切です。

構成/編集部

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