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【図解】ExcelのSUMIF関数の使い方とエラーになるパターン

2025.01.27

本記事ではExcelのSUMIF関数の使い方について解説する。SUMIF関数を使っていてエラーになってしまうパターンの解決方法についても紹介している。

Excelにおいて最も便利な関数のひとつがSUMIF関数です。

本記事ではSUMIF関数の基本的な使い方を紹介します。

ExcelのSUMIF関数とは?

ExcelのSUMIF関数は特定条件に合致している物の合計を求める関数である。SUMIF関数の構文は次のとおり。

=SUMIF(検索範囲,検索条件,合計範囲)

たとえば「AAA商品」という商品の売上額を求めたい場合や「2024/01/01」の売上額を求めたい場合などに活用することができる。

SUMIF関数の使い方

https://www.shutterstock.com/ja/image-photo/woman-working-on-spreadsheets-laptop-2244267633

SUMIF関数の使い方について解説していく。次の6つのやり方について順番にみていこう。

  1. 特定商品の売上額を求める
  2. 特定商品以外の売上額を求める
  3. 特定日付の売上額を求める
  4. 特定日付以降の売上額を求める
  5. 特定の文字が含まれた商品の売上額を求める

■1.特定商品の売上額を求める

まず、特定商品(AAA商品)の売上額を求める方法を解説する。

以下の画像では、A列に商品名、B列に売上額を入力している。

D2に「=SUMIF(A2:A10,”AAA商品”,B2:B10)」と記入して、Enterを押して実行してみよう。

すると、「AAA商品の売上額の合計」が表示される。AAA商品の売上額は25,000+20,000+40,000+50,000=135,000なので、SUMIF関数による計算は合っている。

これがSUMIF関数の基本的な使い方となる。

■2.特定商品以外の売上額を求める

続いて、特定商品以外の売上額を求める方法についてみていこう。

以下の画像では「=SUMIF(A2:A10,”<>AAA商品”,B2:B10)」と入力している。これは「AAA商品以外の売上額合計」を求めようとしている。「<>」は「それ以外」を表す記号だ。

実行すると「¥14,500」と表示された。「AAA商品」以外の売上額が加算されていることが分かる。

■3.特定日付の売上額を求める

続いて、特定日付の売上額を求める方法をみていこう。

以下の画像では「=SUMIF(A2:A10,”2024/01/01”,B2:B10)」と入力している。これは「2024/01/01」の売上額を求めている。

実行すると「¥5,000」と表示され、2024/01/01の売上額が求められていることが分かる。

■4.特定日付以降の売上額を求める

続いて、特定日付以降の売上額の合計を求める方法を紹介する。

以下の画像では「=SUMIF(A2:A10,”>=2024/01/01”,B2:B10)」と入力している。これは「2024/01/01」からの売上額の合計を求めている。

実行すると「¥195,000」と表示され、2024/01/01からの合計が求められていると分かる。

■5.特定の文字が含まれた商品の売上額を求める

最後に、特定の文字が含まれた商品の売上額を求める方法を見ていこう。

以下の画像では、「=SUMIF(A2:A10,”A*”,B2:B10)」と入力している。これは商品名に

「A」が含まれた商品の売上額の合計を求めようとしている。

実行すると「¥175,000」と表示された。商品名に「A」が含まれた商品(AAA商品、ABB商品、AAA商品)の合計額は確かに一致することが分かる。

SUMIF関数でエラーになってしまうパターン

SUMIF関数でエラーになってしまうパターンは次の3つである。

  1. 検索範囲と合計範囲が逆
  2. 文字列にダブルクォーテーションが付いていない
  3. 合計範囲に文字列が含まれる

ひとつひとつのエラーパターンとその解決方法について見ていこう。

■1.検索範囲と合計範囲が逆

冒頭でも解説した通り、SUMIF関数の構文は次のとおりである。

=SUMIF(検索範囲,検索条件,合計範囲)

前が検索範囲で後が合計範囲だ。前と後ろを逆にしてしまうと、正しく計算できなくなる。以下の画像も、検索範囲と合計範囲を逆にしてしまい、計算結果がおかしくなっている。

■2.文字列にダブルクォーテーションが付いていない

「”AAA商品”」のように、文字列にダブルクォーテーションが付いていないとエラーになる。

以下の画像では片方にダブルクォーテーションが付いておらず、エラーメッセージが表示されている。エラーメッセージに「はい」と同意すれば、Excel側が数式を修正して「”AAA商品”」にしてくれて、正常に計算することができる。

■3.合計範囲に文字列が含まれる

SUMIF関数の合計範囲に文字列が含まれていると計算することができない。以下の画像では、数値に「円」という文字列を加えてしまったために、正しく計算できなくなっている。

まとめ

本記事ではExcelのSUMIF関数の使い方について解説した。最後にSUMIF関数の使い方についておさらいしよう。

  1. 特定商品の売上額を求める
    1. 例:=SUMIF(A2:A10,”AAA商品”,B2:B10)
  2. 特定商品以外の売上額を求める
    1. 例:=SUMIF(A2:A10,”<>AAA商品”,B2:B10)
  3. 特定日付の売上額を求める
    1. 例:=SUMIF(A2:A10,”2024/01/01”,B2:B10)
  4. 特定日付以降の売上額を求める
    1. 例:=SUMIF(A2:A10,”>=2024/01/01”,B2:B10)
  5. 特定の文字が含まれた商品の売上額を求める
    1. 例:SUMIF(A2:A10,”A*”,B2:B10)

SUMIF関数を使いこなすことで、特性条件に合致した場合の合計金額などを求めることができる。使用頻度が比較的高い関数なので、使い方を覚えておこう。

構成/編集部

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