キャッシュクリアを行うことの注意点
キャッシュクリアを行うことにはいくつか注意点がある。特に注意したいのは次の2つ。
- 通信量が一時的に増加する
- ページの読み込み速度が一時的に低下する
どちらも一時的なデメリットであり深く気にする必要はないが、余計なトラブルを避けるためにも心に留めておこう。ひとつひとつの注意点について詳しく解説していく。
■1.通信量が一時的に増加する
キャッシュをクリアすると、通信量が一時的に増加する可能性がある。すべてのWebページのデータを最初から読み込まなくてはいけないためだ。
固定回線を使っているなら良いが、容量制限のあるモバイルデータ通信を行っている場合は注意したい。通信容量が足りなくなってしまう恐れがある。
■2.ページの読み込み速度が一時的に低下する
キャッシュをクリアすると、ページの読み込み速度が一時的に低下してしまう。Webページのデータを1から読み込む必要があるため、画像をたくさん使っているなど、多くのデータを読み込む必要があるページは特に開くのに時間がかかる。
ただ、一度読み込めばキャッシュにデータが保存されるため、速度は変わらなくなる。
まとめ
本記事ではキャッシュクリアの方法について解説した。最後に、ブラウザごとのキャッシュクリアの方法についておさらいしよう。
- Chrome
- 三点マーク⇒「閲覧履歴データの削除」をクリック
- 「キャッシュされた画像とファイル」にチェック
- 「データを削除」をクリック
- Safari
- 「Safari」⇒「設定」をクリック
- 「詳細」⇒「Webデベロッパー用の機能を表示」をクリック
- 「開発」⇒「キャッシュを空にする」をクリック
- Edge
- 三点マーク⇒「設定」をクリック
- 「プライバシー、検索、サービス」欄から「クリアするデータの選択」をクリック
- 「キャッシュされた画像とファイル」にチェック
- 「今すぐクリア」をクリック
キャッシュクリアを行うことで、ストレージの空き容量を確保することができる。また、ブラウザの動作速度が改善したり、サイトの不具合が解決したりすることもある。これまでキャッシュクリアを行ったことがない人も、一度試してみることをおすすめする。
構成/編集部