本記事では、ブラウザのキャッシュクリアの方法について解説。Chrome・Safari・Edgeでの削除方法がそれぞれ異なるので、要点を押さえて行うことがポイントとなる。
目次
「キャッシュ」や「キャッシュクリア」という言葉を聞いたことがあるが、具体的に何をすればいいのか迷ったことはないだろうか。
今回は、以外と知らないキャッシュクリアの方法をブラウザ別に解説する。
ブラウザのキャッシュとは?
キャッシュは、Webサイトのデータを一時的に保存するというブラウザに備わっている機能だ。キャッシュ機能があることでデータを1から読み込む必要がなく、保存箇所からデータを取り出せば良くなり、Webサイトを素早く表示できる。
キャッシュは便利で欠かせない機能だが、キャッシュによって不具合が起こる可能性もある。また、使わないキャッシュが溜まってしまい、容量を圧迫してしまうこともある。
このような場合は、キャッシュクリアを試してみよう。キャッシュを一旦まとめて削除することで、不具合が解消する可能性もある。
【ブラウザ別】キャッシュクリアを行う方法
ブラウザごとにキャッシュクリアを行う方法についてまとめた。
- Chrome
- Safari
- Edge
以上の3つのブラウザのキャッシュクリア方法について、詳しくみていこう。
■1.Chrome
Chromeの場合、上部の三点マークをクリックし、「閲覧履歴データの削除」を選択する。
続いて、「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れよう。最後に「データを削除」をクリックする。これでブラウザキャッシュを削除することができる。
■2.Safari
続いて、Safariの場合を解説する。
上部の「Safari」から「設定」をクリックする。
続いて、「詳細」欄を開き「Webデベロッパー用の機能を表示」にチェックを入れる。
最後に、上部の「開発」から「キャッシュを空にする」をクリックしよう。これで、キャッシュを削除することができる。
■3.Edge
続いて、Edgeでキャッシュクリアする方法を解説する。
三点マークをクリックし「設定」を選択する。
「プライバシー、検索、サービス」欄から「クリアするデータの選択」をクリックしよう。
「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れて「今すぐクリア」をクリックする。これでキャッシュをクリアすることができる。
キャッシュクリアを行うことのメリット
キャッシュクリアを何年も行っていないという方もいるかもしれない。確かにキャッシュクリアを行わなくても、ネットサーフィンなどをすることは可能だ。
しかし、キャッシュクリアを行うことには次の3つのメリットがある。
- ストレージの空き容量を確保できる
- ブラウザの動作が速くなる
- Webサイトの不具合を解消できる
キャッシュクリアをやったことがない人は1度試してみよう。効果を実感できるかもしれない。ひとつひとつのメリットについて詳しく解説していく。
■1.ストレージの空き容量を確保できる
キャッシュの保存先はパソコンやスマホなどの端末側である。キャッシュが溜まってくると、端末のストレージの空き容量が少なくなってしまう。その結果、端末に新しい動画や写真を保存できなくなってしまう場合がある。
キャッシュを削除すれば空き容量を確保することが可能だ。
■2.ブラウザの動作が速くなる
キャッシュが大量に残っていると、動作が遅くなってしまう場合がある。キャッシュを削除することで、ブラウザの動作を速くすることができる。
■3.Webサイトの不具合を解消できる
キャッシュを削除することで、Webサイトの不具合を解消できる場合がある。
たとえば、Webサイトに不具合があったのでサイトの管理者が10分前に不具合を修正したとする。
しかし、10分以上前に保存したキャッシュデータが読み込まれてしまい、サイトを開いても不具合が解決していないように見える場合がある。
この場合、キャッシュをクリアすれば、不具合が修正されたサイトを開くことができる。