スキマ時間でサクッと稼げることから、若い世代を中心に今注目のスポットワーク。実際のところ、どれくらいの人が利用しているのだろうか?また、最も人気の高いスポットワークサービスとは?
MMD研究所はこのほど、予備調査では18歳~69歳の男女7,000人、本調査ではスポットワーク利用経験者500人を対象に「スポットワークに関する調査」を実施し、その結果を発表した。
スポットワークの認知は54.5%、利用経験は11.8%、利用意向は36.1% 男女ともに認知は10代、利用経験は20代がトップ
18歳~69歳の男女7,000人を対象に、スポットワークの認知~利用状況を聞いたところ、認知(「現在利用している」~「利用したことはないがサービスについて知っている」の合算割合)は54.5%、利用経験(「現在利用している」~「現在は利用していないが過去に利用したことがある」の合算割合)は11.8%となった。
これを性年代別で見ると、認知は10代女性(n=98)が67.3%と最も多く、次いで10代男性(n=103)が62.1%、30代男性(n=616)と40代男性(n=768)が59.4%となった。
利用経験は20代男性(n=587)が28.6%と最も多く、次いで10代男性(n=103)が23.3%、30代男性(n=616)が19.8%となった。
続いて、スポットワークの今後の利用意向を聞いたところ、「利用したい」が36.1%、「利用したくない」が63.9%となった。これを利用経験で見てみると、「利用したい」と回答したのは、利用経験者(n=825)は69.6%、未利用者(n=6,175)は31.6%となった。
スポットワーク利用経験者の現在メイン利用しているスポットワークサービスは「タイミー」「シェアフル」「LINEスキマニ」
予備調査から抽出したスポットワーク利用経験者500人を対象に、利用したことがあるスポットワークサービス(複数回答可)と現在メインで利用しているスポットワークサービスを聞いたところ、利用したことがあるサービスは「タイミー」が38.4%と最も多く、次いで「シェアフル」が22.0%、「LINEスキマニ」が15.4%となった。現在メインで利用しているスポットワークサービスは「タイミー」が30.6%と最も多く、次いで「シェアフル」が9.4%、「LINEスキマニ」が6.6%となった。
スポットワーク利用経験者がスポットワークサービスで追加してほしい機能は?
スポットワーク利用経験者500人を対象に、スポットワークサービスに追加してほしい機能を聞いたところ(複数回答可)、「口座登録不要で、決済サービスで給与が支払われる」が40.4%と最も多く、次いで「口座登録不要で、手渡しで支払われる」が40.2%、「スケジュールの自動調整機能」が35.6%となった。
スポットワーク利用経験者がスポットワークサービスを選ぶ際に重視していることは「勤務時間の柔軟性」「求人の多さ」「即日払いがある」
スポットワーク利用経験者500人を対象に、スポットワークサービスを選ぶ際に重視していること聞いたところ(複数回答可)、「勤務時間の柔軟性」が38.8%と最も多く、次いで「求人の多さ」が36.2%、「即日払いがある」が34.6%となった。
スポットワークでの1回の平均業務時間は「2時間以上3時間未満」「3時間以上4時間未満」「4時間以上5時間未満」
スポットワーク利用経験者500人を対象に、スポットワークでの1回の平均業務時間を聞いたところ、「2時間以上3時間未満」が21.2%と最も多く、次いで「3時間以上4時間未満」が20.0%、「4時間以上5時間未満」が17.6%となった。平均時間を算出すると、241.2分(4時間1分)となった。
続いて、スポットワークサービスの利用頻度を聞いたところ、「半年に1回以下」が17.2%と最も多く、次いで「週に1回程度」が17.0%、「月に2回~3回程度」が16.4%となった。
<調査概要>
「スポットワークサービスに関する調査」
調査期間:2024年9月18日~9月19日
有効回答:<予備調査>7,000人 ※人口構成比に合わせて回収<本調査>500人
調査方法:インターネット調査
調査対象:<予備調査>18歳~69歳の男女<本調査>スポットワーク利用経験者
設問数 :<予備調査>3問<本調査>10問
出典:MMD研究所
構成/こじへい