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NECとアイシンが生成AIとデジタルヒューマン技術を組み合わせたパートナーAIの開発をスタート

2024.10.20

顧客に寄り添い、最適な情報・サービスにアクセスできるAIシステムを目指す

日本電気(以下NEC)はアイシンと共同で、生成AIとデジタルヒューマン技術を組み合わせたパートナーAIシステム「NEC Personal Consultant」の提供に向けた開発を開始した。

今後は2024年12月から金融業界向けのサービスの提供を開始して、順次、適用業種を拡大していくという。

近年は人手不足や顧客ニーズの多様化を受け、様々な産業・企業でデジタルサービスが拡大する中で、高齢者や外国人等、ITリテラシーや言語の障壁からそれらを十分に利用できず、取り残されてしまう顧客が一定数存在している。

また、デジタルサービスが高度化する中、情報過多についていけず離脱する顧客層も無視できない存在となっている。

そこでNECは今回の発表に際して、誰もがテクノロジーの恩恵を得られる社会の実現に向け、「一人ひとりの顧客に寄り添い、最適な情報・サービスへのアクセスを可能とするパートナーAIシステムの実現を目指します」とコメントしている。

システム利用の様子(イメージ)

NEC Personal Consultant概要

本サービスは、NECの生成AI製品や生体認証技術を活用。アイシンが開発したマルチモーダル対話エージェントと組み合わせることで、ヒトに寄り添う共感的なAIインタフェースが可能となり、より人間に近い自然なコミュニケーションを実現する。

NECは12月からパートナーAIシステム「NEC Personal Consultant」として販売を開始する。

■NECの生成AIと生体認証技術を活用し、個々のヒトに寄り添う応答を実現

NEC Generative AI Frameworkにより、業務・利用シーンに応じた最適なLLM(Large Language Models:大規模言語モデル)の利用が可能となるほか、NECが開発した生成AI「cotomi」(※)の利用により、業種や業務に合わせた高度な応答を実現。
※NECが開発した生成AIの名称 https://jpn.nec.com/LLM/index.html

また、本サービスではNECの生体認証「Bio-IDiom」の中核技術であり、世界No.1(※)の認証精度を誇る顔認証技術を活用しており、信頼性の高い本人確認を行なうことができる。
※米国国立標準技術研究所(NIST)による顔認証ベンチマークテストでこれまでにNo.1を複数回獲得。NISTによる評価結果は米国政府による特定のシステム、製品、サービス、企業を推奨するものではありません

さらに、対話を通じた属性や状況の認識・推測により、個々のユーザーに対応した的確なサービスを提供するとともに、対話履歴から会話内容のモニタリングや改善のサポートが可能となる。

サービスの仕組み

■アイシンのマルチモーダル対話エージェントの採用

ヒトが相手の表情や声色からお互いの気持ちを推測するように、カメラ画像や音声からユーザーの状況や想いを汲み取り、さらにLLM(大規模言語モデル)と融合することでユーザーに寄り添う共感的な対話インタフェースを実現する。

また、デジタルヒューマン「Saya」(※)を活用した独自技術で、表情・視線・ジェスチャ等の非言語表現をリアルタイムかつ適切に表出し、ヒトとAIとの温かく自然なコミュニケーションが可能になる。
※ CGアーティストTELYUKA(テルユカ)が制作するフルCGキャラクター

NECは今後、MNC(マイナンバーカード)認証などの認証技術の適用を拡げ、パートナーAIシステムの活用領域を拡大していくとともに、デジタルヒューマンの安全な利用に向け、AI活用の倫理やガバナンスのあり方を提言していくという。

さらに今後については、次のようにアナウンスしている。

「価値創造モデル「BluStellar(※)」のもと、業種横断の知見と最先端テクノロジーによりビジネスモデルを変革し、社会課題とお客様の経営課題を解決に導きます。金融業界を始めとして、ヒューマンタッチを必要とするホテル、リテール、交通、不動産等、さまざまな業界への適用を検討し、誰もがテクノロジーや情報の恩恵を受け、豊かな生活を送ることができる社会の実現を目指していきます」
※ https://jpn.nec.com/dx/index.html

関連情報
https://jpn.nec.com/press/202410/20241015_02.html

構成/清水眞希

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