小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

「キャリア自律」ができていると自負するビジネスパーソンはどれくらいいる?

2024.10.17

「キャリア自律」とは何かご存じだろうか?これは自分のキャリアについて明確な考えを持ち、成長・ステップアップの道筋を見定めた上で仕事に取り組み、主体的にキャリア形成していくことを指す言葉だ。

リクルートはこのほど、「企業情報の開示と組織の在り方に関する調査」の第二弾として、人的資本経営において欠かせない視点である「働く個人にとってのキャリア自律」「従業員の人材開発」の課題について分析し、その結果を発表した。

キャリア自律を「重要な課題」と感じる20代は51.5%

「キャリア自律・キャリアオーナーシップ」という言葉への印象を聞いたところ、「期待を感じる」と回答した個人は40.9%だった。

「重要な課題であると感じる」に関しては、20代は51.5%と半数を超え、30代は47.5%であった。一方「不安を感じる」「息苦しさを感じる」「焦りを感じる」に対しては約3割であった。

従業員のキャリア自律意識の高さと「イキイキ働いている」「人材の定着」は相関している

企業の人事担当者からは、キャリア自律意識を高めると離職してしまうのではないかという意見も聞かれるが、「従業員のキャリア自律意識が高い」と「従業員がイキイキと働いている」「人材は問題なく定着している」は正の相関を示した。「企業規模」の相関係数は0.17で、キャリア自律意識の高さとの相関は見られなかった。

キャリア自律意識に関する肯定的な回答は約2割

キャリア自律の状態に関するものとして「私はキャリア自律ができていると思う」と回答した個人は24.0%。キャリア自律のための環境に関するものとしては「自分のキャリアについて支援してくれる仲間がいると思う」と回答した個人は28.1%であった。また、20~30代の直近の離職理由として「充分なキャリア構築がされないと思った」と回答した個人は54.8%であった。

約4割の企業が、従業員一人ひとりのキャリア対話を現場のミドルマネジメントに任せきり

「従業員のキャリアに関する対話は基本的には現場の中間管理職にほぼ任せている」に対し、「あてはまる」「ややあてはまる」と回答した人事は42.5%であった。

働く個人に、普段の仕事の中で実施していることについて聞いたところ、「仕事を言語化・客観視する機会や場」と回答した割合は21.2%であった。また、「キャリア開発に関する研修」と回答した個人は18.1%であった。

キャリア対話の実践経験に関して、肯定的な回答は約2~3割

「上司と私の中長期的なキャリアイメージの対話ができた」と回答した働く個人は16.8%であった。「上司との対話では、能力開発を加味した業務のアサインをされた」は18.6%、「上司は、私のキャリアに関する希望や志向性を定期的に確認している」は21.2%、「上司は、私のモチベーションの源泉を探るようなコミュニケーションをした」は22.7%であった。

<調査概要>
「企業情報の開示と組織の在り方に関する調査2024」
【個人調査】
調査方法:インターネット調査
調査対象:就職活動中の学生、20代~60代の求職者を含む働く個人
有効回答数:1,033
調査実施期間:2024年3月23日~3月25日
調査機関:株式会社マクロミル
【人事調査】
調査方法:インターネット調査
調査対象:採用、人材育成・研修、人事制度の構築や運用を主の業務とする人事担当者
有効回答数:1,038
調査実施期間:2024年3月23日~3月25日
調査機関:株式会社マクロミル

「就業者のキャリア自律・キャリアオーナーシップに関する調査2023」
調査方法:インターネット調査
調査対象:2023年1月時点の19~74歳の就業者・就業意向のある非就業者
有効回答数:10,071
調査実施期間:2023年1月31日~2月6日
調査機関:株式会社マクロミル

出典:リクルートグループ

構成/こじへい

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。