仕事中に集中力を削いでくる周囲の雑音。テレワーク中には相手が何を言っているか聞こえないこともあるため、なおさらセンシティブにならざるを得ない。そんな雑音への対策として、ノイズキャンセリングのイヤホン・ヘッドホンを装着する人も多いのではないだろうか?
エミライはこのほど、全国のテレワークをしたことがある20代~60代男女624人を対象に「イヤホンに関する意識調査」を実施し、その結果を発表した。
外出先で周囲の雑音が気になった経験がある人は8割以上
テレワーク経験者のうち、外出先などの雑音がある環境でオンライン会議をした経験がある人は59.3%。また外出先で仕事をしたことがある人のうち周囲の雑音が気になった経験がある人は81.3%も。オフィス内で仕事をする際、周囲の雑音が気になった経験がある人は80.3%にのぼった。
オンライン会議をする際、騒音環境で行わざるを得なくなった経験がある人は87.3%にのぼり、オンライン会議時に周囲の音がうるさくストレスを感じた経験がある人は97.2%という結果に。ほとんどの人がストレスを感じた経験があることが判明した。
聞く人も聞かせる人も、雑音環境下でのオンライン会議で、気まずい思いをしたことがある人は9割超
周囲の雑音で、オンライン会議で気まずい思いをしたことがある人は91.6%にのぼり、オンライン会議の相手が、雑音まじりの状態で発話した際に不快に感じたことはある人も90.2%という結果に。
自身に対しても、相手に対しても雑音に対する不快感はほぼ同等であることが明らかとなった。
オンライン会議の相手が雑音まじりの状態で発話した際、不快感を感じる理由について問うと、1位「聞き取りにくく、ストレスを感じるため」、2位「集中力が途切れるため」、3位「コミュニケーションの質が低下すると感じるため」がランクインした。
そのほか、およそ3人に1人は「相手への配慮が足りないと感じる」、4人に1人以上は「騒音環境でミーティングをする行為自体が失礼だと感じる」と指摘する声が上がった。
オンライン会議で「耳だけ参加」したことがあるのは9割以上、そのうち9割が移動中の参加も経験あり
オンライン会議の際、自ら発言せず聞くだけ専門の「耳だけ参加」をした経験はある人は92.2%。そのうちの90.9%が外で移動中に「耳だけ参加」したことがあると回答した。
職場内の自席などオフィスフロアでヘッドホンやイヤホンなどを装着していることが認められている企業は35.7%。そのほか暗黙的に認められているのは35.9%にのぼった。3分の2は装着OKになっているが、16.1%は装着NGとなった。