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人に読まれる文章は何が違う?誰でもかんたんに習得できるライティングのポイント

2024.10.14

最近では、多くの企業がXやnoteなど、SNSの公式アカウントを持っている。外注せずに、自社で運用していることも多く、記者やライター以外でも、仕事で文章を書くという人は増えたのではないだろうか。今回は、基本的なライティングのコツとタイプで見る注意点などを紹介する。

「何」を「どのように」を明確にすることで、目的からぶれない文章に

■ゴール設計

販売促進、採用、顧客獲得など、「誰」に「何」を届け、それをきっかけにどんな行動を起こして欲しい欲しいのかをまず明確にすること。それを実現するために、適切な構成と言葉選びを行う。これが抜けてしまうと、誰にも刺さらない、ぼやけた記事になってしまう。

■構成作成、執筆

最初から文章を完成させるつもりで詳細を書き始めてしまうと、情報量が多くなりすぎたり、当初目指していたゴールから外れてしまったりと、迷子になってしまうことがある。そのため、どのような流れでどの情報を入れ込むか、ざっくりと構成をつくっておくことで、スムーズに書き進めることができる。

その際に役立つフレームワークが、PREP法とSDS法。PREP法は、具体例もあげることで、より理解を深めることができるため、コラム記事やセミナーなどで用いられることが多い。SDS法は、ニュースやプレゼンなど、簡潔に物事を伝えたい時に効果的だ。

<PREP法>
Point:結論
Reason:理由
Example:具体例
Point:まとめ

<SDS法>
Summary:要点
Details:詳細
Summary:要点

これらに沿って、パートごとに必ず入れるべき要素を記載しておくと、抜け漏れがなく、メリハリのついた文章になる。

タイプ別ライティングの傾向と注意点

<言葉溢れるパッション型>

伝えたいことが多すぎるあまり、文字数も情報量も大渋滞。受け取るものが多く、何も残らない。

◆Point

●捨てる勇気を持つ
伝えたいことを全て入れようとすると、情報が広く浅く、記憶に残らない。優先順位をつけ、低いものは潔く捨てる、あるいは別の記事に移す。

●一文を長引かせない
「なので」「ですが」など、接続詞を多用し文章を繋げたくなるが、一文が長すぎると理解しづらくなるため、文章を分ける。「そして」「また」など、なくても伝わる接続詞は削除しても良い。

●SVOCを意識
会話をしていると気にならないが、文章にすると実は文法がめちゃくちゃだったりする。主語と動詞がリンクしていなかったり、主語が2つあるなんてことも。SVOCを意識して文章を構成しよう。基本的なてにをはもチェックすること。

<ゴールは何?迷走型>

「何のため」が抜け落ち、情報が行ったり来たり。「結局何が言いたいの?」状態

●パートごとの目的を明確にする
このタイプに欠かせないのが、ゴール設計と詳細な構成作成。読者にどんな情報・感情・行動変容を与えたいかを設計し、そこから逆算した構成作成と情報の取捨選択を行う。

パートごとに目的と入れる情報をしっかりと設計することで、書き手も読み手も迷子になりづらい。

●推敲はマスト
新しい視点で文章を見返すことで、執筆中には気づかなかった文章の錯綜や違和感などを発見できる。他者にチェックをしてもらうのも効果的。

<感情の起伏がないロボット型>

情報だけを淡々と羅列し、何の情緒もない。特にインタビュー記事やコラムなど、読者の共感や興味を得ることを目的にしている場合は、好ましくない。

●読者の感情を動かす文章のハイライトを用意
挫折からの成功、V字回復、仕事とプライベートのギャップなど、読者が共感するエピソードを入れることで、「自分と同じ」「応援したい」といったように、読者にとって身近で共感できる存在になる。

●読者が情景を思い浮かべられる具体性
「こんな言葉をかけられた」「雪が降っていた」「悔しさで眠れなかった」など、当時どのような状態で、どんな感情になったかを具体的に記すことで、読者がその情景を思い浮かべることができ、記事にリアリティが増す。インタビューはインタビュイーの人柄が正しく伝わるよう、違和感のない表現や言葉を選ぶこと。

自分のライティングの癖を客観的に見ることで、文章の書き方や言葉選びなども変わる。ぜひライティングの参考にしてみて欲しい。

文 / Kikka
https://lit.link/kikkawriter

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