ダイソーで売っている激安双眼鏡の実用性を確認してみた【100均】

2024.10.13

双眼鏡の歴史は古く、19世紀半ばにイタリアのポロが発明したプリズム双眼鏡が、直接の元祖となる。今の双眼鏡も、昔のものと構造的には変わらず、2本の鏡胴を並列させたものとなっている。

もちろん性能は、往時の比ではなく、例えばビクセンの最新モデル「ATERA II ED H16×50WP」は、倍率は16倍、手ブレ補正機能もあって、天体観測もできるなど素晴らしいが、価格は16万円近くする。

それとは真逆のポジションなのが、ダイソーの双眼鏡。ワンコイン（500円）でお釣りがくる安さのものが何種類かあるが、実用的な観点ではどうだろうか。購入して確かめてみた。

110円ながら実用的な「ホビーミニ双眼鏡」

手のひらサイズの小さな双眼鏡。本体の色は、ブラック、レッド、ブルーの3種類ある。

下の写真のように、使用時は横に広げて眼幅に合わせる。ピント調整のダイヤル（ピントリング）もあり、これで最大で3倍率で見ることができる。ストラップも付いて首掛けも可能。公式オンラインショップでは、「競技場、ライブ会場でも使えます」とうたわれている。

　横に広げる前と広げた後

110円だと、外観はさすがにチープな印象は否めないが、実際に使ってみて、はっきりと遠景が見えて、ちょっと驚いた（双眼鏡は両目で見て像を結ぶ仕組みなので、写真で見せられないのは残念）。

ドーム球場の外野立見席では厳しいと思うが、中規模の公民館やライブステージを見るぶんには実用的だと思う。

■商品詳細

商品名：ホビーミニ双眼鏡
価格：110円
原産国：中国
材質：ABS樹脂、ポリアミド、ナイロン、ポリメタクリル酸メチル
商品サイズ：幅（広げたとき）7cm×長さ6.5cm×高さ3.5cm
種類：ブラック、レッド、ブルー
商品ページ：https://jp.daisonet.com/products/4947678008241

幼い子に探検家気分を味あわせるにはいい「双眼鏡」

もともと子どもの玩具として作られた双眼鏡。倍率は2倍で、最小限の眼幅調整機能はあるが、中央部分がゆがんで見え、残念ながら実用にはちょっと向かない。

■商品詳細

商品名：双眼鏡
価格：110円
原産国：中国
材質：ポリプロピレン、ポリスチレン
商品サイズ：幅（広げたとき）11.5cm×長さ12.5×高さ4.5cm
種類：レッド、ブルー
商品ページ：https://jp.daisonet.com/products/4947678029581

薄く畳めてバッグに収納しやすい「双眼望遠鏡」

コンパクトなオペラグラスで、使わないときは厚さ２cmに畳んでおけ、持ち運びに便利。倍率は不明（おそらく２～３倍）だが、くっきり見え、中距離でのスポーツ観戦やアウトドアに使える。

ささやかな欠点として、開いたときはピントリングが回しにくいというのがある。本体のカラーも豊富で、レッド、イエロー、グリーン、パープル、ブルー、ピンクから選べる。

■商品詳細

商品名：双眼望遠鏡
価格：220円
原産国：中国
材質：ABS樹脂
商品サイズ：幅11.5cm×4.6cm（折りたたみ時は2cm）×高さ7cm
種類：レッド、イエロー、グリーン、パープル、ブルー、ピンク
商品ページ：https://jp.daisonet.com/products/4550480405629