
大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。
人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考え込んでしまった経験はありませんか?そして、ギモンと向き合うのが面倒だからと、スルーしてストレスを抱えてはいませんか?
今回は、事業成長の専門家で 「絆徳の経営スクール」を主宰する清水康一朗氏による著書『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』から一部を抜粋・編集し、人生を圧倒的に生きやすくするギモン解消のヒントを紹介します。
許せない人がいる、怒りで震える、どうすればいい?
《A》『人を許すことは、最強の生き方』
人間関係において問題があり、その相手を思い出すと、許せない、怒りが湧くといった感覚は、程度の違いはあっても、全員が経験しています。
そんな時に怒りに任せて行動すると、問題は大きくなるもの。思ってもいない酷いことを口走ったり、モノに当たったり……後悔しても取り返しがつきません。そうなる前の処方箋を紹介します。短期的な方法と、長期的な方法です。
短期的な方法の最初は、呼吸です。これは即効性があります。怒っている時は、呼吸が浅くなっています。イライラや心がざわつく時は、30秒間ほどでよいので、ゆっくりと深呼吸をしてみてください。心の状態が変わります。
他にも、体を動かすこと、好きな趣味などで気分を変えるのも効果的。好きな音楽を聴きながらの散歩、映画を観る、料理をするなど、自分が楽しめることをするのです。これで気分が変わり、怒りが和らぎ、状態がよくなるはずです。他にも、プロのコーチやカウンセラーと建設的な対応を考える方法もあります。
そして、長期的な方法として「人を許すことが、最強の生き方」であると覚えておいてください。もう終わった過去ならば、許すことで、あなたが解放されます。ストレスが減ります。「相手が悪いのに、許すなんて、そんなことできない」と思われるかもしれません。しかし、許すことと、許さないことの、メリットを冷静に比較すれば、選択すべきは明らかです。許さないことのマイナスの方が大きいはず。
もう一つお伝えしたいのは、時間が解決することもあるということ。そして、人間には「忘れる」という大切な機能があるということです。故に、今を幸せに生きられるのです。ここではそうやって「幸せに生きるスキル」を身に付けようと提案しているのです。ネガティブから離れると、シンプルな心の動作ができるようになり、あなたの人生はすべてが輝いたものになるのです。
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『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』
著者:清水康一朗
発行:株式会社日本経営センター(フローラル出版)
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清水 康一朗 しみず・こういちろう
ラーニングエッジ株式会社の代表取締役社長。Forbes オフィシャルコラムニスト。2022年1月発刊『絆徳経営のすゝめ 100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?』の著者。「絆徳の経営スクール」代表。会員1.3万人のコミュニティ「社長の教養」を主宰。セミナーズの創始者。鮎川義介氏などの日本的経営の研究のみならず、アンソニーロビンズ日本事務局長、ブライアントレーシージャパン株式会社の代表取締役会長、ジェイエイブラハムジャパン株式会社の代表取締役会長、ドラッカー学会推進員などを歴任。日本人の経済教育、歴史教育、道徳教育をライフワークとして力を注いでいる。これまでにギリシャ哲学、インド哲学、東洋思想など探求し、西洋と東洋を融合した和魂洋才の経営哲学を確立。「精神的にも経済的にも豊かな日本に向けての貢献したい」という想いから、「絆徳の経営スクール」を立ち上げ、経営教育の流通に努めている。Apple 創業者スティーヴ・ウォズニアック、YouTube創業者チャド・ハーリー、Twitter 創業者ビズ・ストーンなど日本に招聘し、世界トップクラス経営者によるビジネスセミナーのイベント規模において最大規模の実績を持つ。
構成/DIME編集部
大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。 人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考...