大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。
人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考え込んでしまった経験はありませんか?そして、ギモンと向き合うのが面倒だからと、スルーしてストレスを抱えてはいませんか?
今回は、事業成長の専門家で 「絆徳の経営スクール」を主宰する清水康一朗氏による著書『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』から一部を抜粋・編集し、人生を圧倒的に生きやすくするギモン解消のヒントを紹介します。
できない自分が許せない
《A》『誰もが人生の初心者』
自分は貢献できていない、成長できていないし、やっぱりこの仕事は向いていない、辞めたい、と思うことがあるかもしれません。そんな自分が嫌だし、できていないことが分かっているのに、それを上司から指摘されたら「それは言われたくない!」と、上司の顔も見たくない、となってしまう気持ちにもなるかもしれません。
でも、考えてみてください。はじめは誰もが未経験の初心者です。ベテランの先輩も、極端な話、世界的な成功者も、最初は全員が新人だったのです。
うまくいくことも、うまくいかないことも体験して、人は成長していくものですし、貢献できるようになっていくものなのです。自分はもちろん、上司も含めて、完璧な人はいない、みんなでよくなっていけばいい。
そういったことを「お金を受け取りながら学べるのが仕事」だと思ったら「給料をもらいながら学べる環境」だと思ったら、会社はありがたい存在ですよね。
そう考えると、仕事の意味が変わってくるのではないでしょうか。
厳しくて、嫌な上司も、ある意味であなたを鍛えてくれる、どんな人とも付き合えるスキルを磨くための存在ともいえますし、実際、私が見ている世界的な成功者の多くは、親が厳しく、幼少期はきつかった、暴力もあった、環境に恵まれず、その悔しさをバネに成長した、という人も少なくありません。
仕事に限らず、何ごとも慣れない時期、分からないことが多い時は、ツラいものです。初心者の時期に辞めたくなるのは、ある意味で当たり前のことです。
そういったうまくいかない時にこそ、自分を褒めてみてください。
「頑張っている私は素晴らしい、私はきっとうまくいく」と。
一日の終わりには「今日も一日、頑張った。えらい!」って、自分の肩をポンっとたたいて、認めてあげて欲しいのです。応援しています。
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『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』
著者:清水康一朗
発行:株式会社日本経営センター(フローラル出版)
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清水 康一朗 しみず・こういちろう
ラーニングエッジ株式会社の代表取締役社長。Forbes オフィシャルコラムニスト。2022年1月発刊『絆徳経営のすゝめ 100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?』の著者。「絆徳の経営スクール」代表。会員1.3万人のコミュニティ「社長の教養」を主宰。セミナーズの創始者。鮎川義介氏などの日本的経営の研究のみならず、アンソニーロビンズ日本事務局長、ブライアントレーシージャパン株式会社の代表取締役会長、ジェイエイブラハムジャパン株式会社の代表取締役会長、ドラッカー学会推進員などを歴任。日本人の経済教育、歴史教育、道徳教育をライフワークとして力を注いでいる。これまでにギリシャ哲学、インド哲学、東洋思想など探求し、西洋と東洋を融合した和魂洋才の経営哲学を確立。「精神的にも経済的にも豊かな日本に向けての貢献したい」という想いから、「絆徳の経営スクール」を立ち上げ、経営教育の流通に努めている。Apple 創業者スティーヴ・ウォズニアック、YouTube創業者チャド・ハーリー、Twitter 創業者ビズ・ストーンなど日本に招聘し、世界トップクラス経営者によるビジネスセミナーのイベント規模において最大規模の実績を持つ。
構成/DIME編集部
大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。 人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考...