大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。
人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考え込んでしまった経験はありませんか?そして、ギモンと向き合うのが面倒だからと、スルーしてストレスを抱えてはいませんか?
今回は、事業成長の専門家で 「絆徳の経営スクール」を主宰する清水康一朗氏による著書『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』から一部を抜粋・編集し、人生を圧倒的に生きやすくするギモン解消のヒントを紹介します。
組織に向いている人って、どんな人ですか?
《A》『7つのスキルとマインドセット』
無人島に住んでいて、誰ともしゃべらずに毎日の食料確保することで精一杯! なんて生活をしている人なら、組織を考える必要はありませんよね。しかし、アリストテレスの言葉を借りれば、我々は「ポリス的な動物」つまり共同体の中で生きる動物です。組織の中で生きていくしかないのです。
ですから、自分は組織に向いてないのかな? などと考えるのではなく、むしろ「組織を活用し、組織の中で生きていくスキル」を身に付けることに目を向けてほしい、というのが私からの答えです。そうでないと、現代社会を豊かに幸せに生きるのが難しくなります。
なので、ここでは、組織に向く、向かないではなく、どんなスキルやマインドセットを身に付けるとよいのか、結果的にあなたが経済的にも精神的にも報われるのか、という視点で7つのことを共有したいと思います。
まず、なんといっても、(1)コミニケーションスキルです。相手の考えを理解し、自分の考えを共有するということを心地よく実行できるスキルが求められます。次に、(2)目標達成スキル。目標を設定し、達成するスキルです。そして、(3)責任感です。組織目標を自分ごととして認識できるかどうか。
第4に(4)協力的であること、自分だけではなく、周りの動きに気づき支援する意識が求められます。第5は(5)問題解決スキルです。社内の問題を解決できる人は、組織の中で重宝されますし、リーダーには必須の能力です。第6に(6)柔軟性です。組織の変化に対応できるかどうか。柔軟性がないと、やりづらい人だと思われてしまいます。そして最後に、(7)主体性です。組織をよくすることに積極的な姿勢です。
これらの7つが高い人が、重宝されて評価の高い、いわゆる組織に向いている人なのです。ぜひ、これらを高める意識をもって日々の仕事に取り組んでみてください。人生がとても実りあるものになるはずです。
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『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』
著者:清水康一朗
発行:株式会社日本経営センター(フローラル出版)
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清水 康一朗 しみず・こういちろう
ラーニングエッジ株式会社の代表取締役社長。Forbes オフィシャルコラムニスト。2022年1月発刊『絆徳経営のすゝめ 100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?』の著者。「絆徳の経営スクール」代表。会員1.3万人のコミュニティ「社長の教養」を主宰。セミナーズの創始者。鮎川義介氏などの日本的経営の研究のみならず、アンソニーロビンズ日本事務局長、ブライアントレーシージャパン株式会社の代表取締役会長、ジェイエイブラハムジャパン株式会社の代表取締役会長、ドラッカー学会推進員などを歴任。日本人の経済教育、歴史教育、道徳教育をライフワークとして力を注いでいる。これまでにギリシャ哲学、インド哲学、東洋思想など探求し、西洋と東洋を融合した和魂洋才の経営哲学を確立。「精神的にも経済的にも豊かな日本に向けての貢献したい」という想いから、「絆徳の経営スクール」を立ち上げ、経営教育の流通に努めている。Apple 創業者スティーヴ・ウォズニアック、YouTube創業者チャド・ハーリー、Twitter 創業者ビズ・ストーンなど日本に招聘し、世界トップクラス経営者によるビジネスセミナーのイベント規模において最大規模の実績を持つ。
構成/DIME編集部
大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。 人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考...