大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。
人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考え込んでしまった経験はありませんか?そして、ギモンと向き合うのが面倒だからと、スルーしてストレスを抱えてはいませんか?
今回は、事業成長の専門家で 「絆徳の経営スクール」を主宰する清水康一朗氏による著書『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』から一部を抜粋・編集し、人生を圧倒的に生きやすくするギモン解消のヒントを紹介します。
独立に向いている人って、どんな人ですか?
《A》『体も心も頑丈な人、お金を集められる人』
副業で稼ぎたい、いつかは独立したい、そんな声がネットの世界やSNSで聞こえてきます。
でも、独立して成功できるのは、ほんの一握りなんて話もある、心配だ、という方も多いのではないでしょうか。私もたくさんの経営者を指導する中で、現実的に独立に向いている人と、そうでない人は確かにいると思います。
結論、独立に向いている人とは、体も心も頑丈な人であり、かつ、お金を集められる人、これです。まず、独立した後は、会社員時代には想像もしなかったようなプレッシャーや忙しさが待ち受けています。
もちろん気楽にボチボチ、個人事業で仕事を続ける感覚であれば、プレッシャーは少ないかもしれませんが、それでも売上を継続するのは簡単ではありませんし、毎月の給料が安定的に支払われる保証は全くないので、不安やストレスは相当なものです。そういった、精神状態をポジティブに保つメンタルタフネス、肉体的なエネルギーの維持に自信がない方は、独立はしないことをおすすめします。
もう一つは、なんといっても、自分でお金を集めることができなければ、社員や取引先に支払いができなくなり、いとも簡単に会社は潰れます。夢を描いて独立したが、借金だけが残った、といった話も聞いたことがあるはずです。
会社の中で活躍し、トップセールスだったから、独立しても大丈夫だと思っている人が時々いますが、組織で成果をあげられることと、独立してお金を集めることは、全く別のレベルです。トップセールスだから、経営がうまくわけではないし、求められる資質が全く違います。
ポイントは、どのような道を歩むうえでも、自分を理解し、準備して、確信をもってから進むことです。自分で事業をやることも、あっている人にはとても楽しい体験ですし、そういう挑戦者こそ、今の日本には必要です。
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『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』
著者:清水康一朗
発行:株式会社日本経営センター(フローラル出版)
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清水 康一朗 しみず・こういちろう
ラーニングエッジ株式会社の代表取締役社長。Forbes オフィシャルコラムニスト。2022年1月発刊『絆徳経営のすゝめ 100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?』の著者。「絆徳の経営スクール」代表。会員1.3万人のコミュニティ「社長の教養」を主宰。セミナーズの創始者。鮎川義介氏などの日本的経営の研究のみならず、アンソニーロビンズ日本事務局長、ブライアントレーシージャパン株式会社の代表取締役会長、ジェイエイブラハムジャパン株式会社の代表取締役会長、ドラッカー学会推進員などを歴任。日本人の経済教育、歴史教育、道徳教育をライフワークとして力を注いでいる。これまでにギリシャ哲学、インド哲学、東洋思想など探求し、西洋と東洋を融合した和魂洋才の経営哲学を確立。「精神的にも経済的にも豊かな日本に向けての貢献したい」という想いから、「絆徳の経営スクール」を立ち上げ、経営教育の流通に努めている。Apple 創業者スティーヴ・ウォズニアック、YouTube創業者チャド・ハーリー、Twitter 創業者ビズ・ストーンなど日本に招聘し、世界トップクラス経営者によるビジネスセミナーのイベント規模において最大規模の実績を持つ。
構成/DIME編集部
大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。 人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考...