大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。
人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考え込んでしまった経験はありませんか?そして、ギモンと向き合うのが面倒だからと、スルーしてストレスを抱えてはいませんか?
今回は、事業成長の専門家で 「絆徳の経営スクール」を主宰する清水康一朗氏による著書『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』から一部を抜粋・編集し、人生を圧倒的に生きやすくするギモン解消のヒントを紹介します。
上司って、話しづらくないですか?
《A》『すごいと思う上司も、普通のおじさん』
想像してみてください。高校生の視点を持って、小学校で学んだ算数を思い起こせば、あの時は楽だったなぁと感じるはずです。社会人になってから中学の時に悩んだことを思い起こせば「小さなことでクヨクヨしていたなぁ」と、当時は大きな問題も、いまなら小さく感じられるはずです。
人間は、経験値が増すと、過去のことは簡単なこと、楽なことになり、年下の人から相談されたら、助けてあげたい、こうしたらいいのに、って教えてあげたくなるものです。一方で、経験が浅く、相談しないままだと、どうしても目の前の問題に振り回されたり、悩んだりする時間が長くなってしまいます。
だからこそ、経験者に相談してほしいのです。目上の人と話して視点をあげるのです。
仕事において視点があがると「私に何が期待されているのか」といった仕事の意味や「なぜ、それをするのか」といった目的が分かるようになるので、成長スピードが高まります。実際、先輩や上司に対して「課題が明確な質問」をたくさんできる人は、間違いなく超スピードでリーダーになれます。これは、私のたくさんの会社へのコンサルティング経験からも断言できることです。
組織の上の人は、本当はもっとサポートしたい、でも聞いてもらえないと、教えてあげられない、という感覚も持っています。ぜひ相談してみてください。
社長はもちろん、部長や課長も普通のおじさんです(または、おばさん?!失礼!)。もし、何か悩みがある場合におすすめしたいことは、経験者に近寄り、思考法を学べるくらい懐に入り込むこと、たとえばランチを誘ったり、相談の時間をもらったり、打ち合わせに参加させてもらったり。
また、どんな本を読んでいるのか、どんな勉強会に参加しているのかなどをドンドン聞いてみましょう。間違いなくあなたの成長は大きく加速するはずです。
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『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』
著者:清水康一朗
発行:株式会社日本経営センター(フローラル出版)
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清水 康一朗 しみず・こういちろう
ラーニングエッジ株式会社の代表取締役社長。Forbes オフィシャルコラムニスト。2022年1月発刊『絆徳経営のすゝめ 100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?』の著者。「絆徳の経営スクール」代表。会員1.3万人のコミュニティ「社長の教養」を主宰。セミナーズの創始者。鮎川義介氏などの日本的経営の研究のみならず、アンソニーロビンズ日本事務局長、ブライアントレーシージャパン株式会社の代表取締役会長、ジェイエイブラハムジャパン株式会社の代表取締役会長、ドラッカー学会推進員などを歴任。日本人の経済教育、歴史教育、道徳教育をライフワークとして力を注いでいる。これまでにギリシャ哲学、インド哲学、東洋思想など探求し、西洋と東洋を融合した和魂洋才の経営哲学を確立。「精神的にも経済的にも豊かな日本に向けての貢献したい」という想いから、「絆徳の経営スクール」を立ち上げ、経営教育の流通に努めている。Apple 創業者スティーヴ・ウォズニアック、YouTube創業者チャド・ハーリー、Twitter 創業者ビズ・ストーンなど日本に招聘し、世界トップクラス経営者によるビジネスセミナーのイベント規模において最大規模の実績を持つ。
構成/DIME編集部
大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。 人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考...