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なぜ、必要?仕事において「自分軸」を持つべき理由

2024.11.03

大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。

人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考え込んでしまった経験はありませんか?そして、ギモンと向き合うのが面倒だからと、スルーしてストレスを抱えてはいませんか?

今回は、事業成長の専門家で 「絆徳の経営スクール」を主宰する清水康一朗氏による著書『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』から一部を抜粋・編集し、人生を圧倒的に生きやすくするギモン解消のヒントを紹介します。

自分軸ってなんですか?

《A》『しなくていいことをしないこと』

当然の話ですが、大人になれば、子供と比較して争うことはしません。小学生で気にしていた学校の成績なんて、社会人なってみれば、どうでもよいほど気にならなくなるものです。しかし人は、大人同士となると周りを気にしすぎて、しなくてよい余分な気を遣うことが多いもの。

ここで今回の答え「自分軸」で生きていくとは「しなくていいことをしない」という生き方だと、覚えておいてください。ネガティブな比較や嫉妬は、その最たるものです。嫌な気持ちになったり、人とぶつかったり、不安になったり。

仏教の創始者である仏陀は「犀の角のようにただ独り歩め」と表現しました。

「世界にひとつだけの花」という歌にもあるように、自分の居場所で花を咲かせればいい。あなただけの「独自の価値」を認識し「自分は自分」と、自分の人生を輝かせていくのです。

ただ誤解して欲しくないのですが、これは「勝負をあきらめる」とか「ルールを守らなくていい」といった話とは少しニュアンスが違います。他人との比較ではなく、高い志や明確な目標をもって進もうという提案です。

「自分軸」ができると、冷静に落ち着いて相手をみることができるようになるので、その背景にある、その人の工夫や努力に気が付けます。目標達成のヒントが得られるので、ライバルへの感謝の気持ちすら起きてくる。そう考えると、ネガティブな嫉妬心は、相手の「いまの結果だけ」をみるから起きてしまうことが分かります。

「自分軸」をもっと簡単に言えば、未来の夢や志に集中し、それ以外の余分なことをしないこと、です。

「あの人のようになりたい」「負けたくない」と嫉妬したのなら、その感覚がヒントになります。そこにあなたの本当の夢や志、そして「自分軸」のヒントが隠れているかもしれません。

★ ★ ★

おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』
著者:清水康一朗
発行:株式会社日本経営センター(フローラル出版)
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清水 康一朗 しみず・こういちろう
ラーニングエッジ株式会社の代表取締役社長。Forbes オフィシャルコラムニスト。2022年1月発刊『絆徳経営のすゝめ 100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?』の著者。「絆徳の経営スクール」代表。会員1.3万人のコミュニティ「社長の教養」を主宰。セミナーズの創始者。鮎川義介氏などの日本的経営の研究のみならず、アンソニーロビンズ日本事務局長、ブライアントレーシージャパン株式会社の代表取締役会長、ジェイエイブラハムジャパン株式会社の代表取締役会長、ドラッカー学会推進員などを歴任。日本人の経済教育、歴史教育、道徳教育をライフワークとして力を注いでいる。これまでにギリシャ哲学、インド哲学、東洋思想など探求し、西洋と東洋を融合した和魂洋才の経営哲学を確立。「精神的にも経済的にも豊かな日本に向けての貢献したい」という想いから、「絆徳の経営スクール」を立ち上げ、経営教育の流通に努めている。Apple 創業者スティーヴ・ウォズニアック、YouTube創業者チャド・ハーリー、Twitter 創業者ビズ・ストーンなど日本に招聘し、世界トップクラス経営者によるビジネスセミナーのイベント規模において最大規模の実績を持つ。

構成/DIME編集部

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