大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。
人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考え込んでしまった経験はありませんか?そして、ギモンと向き合うのが面倒だからと、スルーしてストレスを抱えてはいませんか?
今回は、事業成長の専門家で 「絆徳の経営スクール」を主宰する清水康一朗氏による著書『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』から一部を抜粋・編集し、人生を圧倒的に生きやすくするギモン解消のヒントを紹介します。
じゃあ結局、飲み会は参加したほうがいいってこと?
《A》『人生の質は、あなたのコミュニケーションの質で決まる』
人生の質は、あなたのコミュニケーションの質によって決まる、ともいえます。そのスキルアップの場として、飲み会は有効に活用できる、ということです。実際、コミュニケーションスキルが低いまま年齢を重ねたら、人生がみじめなものになってしまいます。
覚えておいてほしいのが「あなたのコミュケーションの意味は、相手の反応で分かる」ということ。つまり、相手が嫌な反応を示すのであれば、あなたはそうなるようなコミュニケーションをとってしまっている、ということを理解することが大切です。
人生の質をよりよいものにするために、こういう視点で対話スキルを高めること。その練習ができるだけでも、飲み会の価値があるというものです。
人と話すのが苦手という方は、とにかく飲み会をアウトプットの練習の場として活用しましょう。日常業務の中で、アウトプットしようとしても、プレゼンの機会や発表の場となると、どうしても失敗を恐れたり、プレッシャーで萎縮してしまったりしがちです。一方で「飲みの席は無礼講」と気楽にとらえてもらいやすい場ですから、心に余裕をもってチャレンジできます。
ここまで書いてきたように、考え方によって、飲み会にはさまざまなメリットがあります。が、これらのギモンへの答えをご覧になった上で、いかがでしょうか?
それでもやっぱり参加したいとは思えない? ならば、もちろん無理に参加する必要はありません。当然、どんな仲間が参加するかにもよりますし、私たちは、全員がそれぞれの特性を持っています。自分の性格や価値観を無視してまで飲み会に参加することで逆にストレスを増やし、成果を損なう可能性もあります。人間関係の構築はたしかに大切ですが、無理をする必要もないですし、状況に応じてその場に行くべきか否か、を判断してみてもよいと思います。
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『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』
著者:清水康一朗
発行:株式会社日本経営センター(フローラル出版)
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清水 康一朗 しみず・こういちろう
ラーニングエッジ株式会社の代表取締役社長。Forbes オフィシャルコラムニスト。2022年1月発刊『絆徳経営のすゝめ 100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?』の著者。「絆徳の経営スクール」代表。会員1.3万人のコミュニティ「社長の教養」を主宰。セミナーズの創始者。鮎川義介氏などの日本的経営の研究のみならず、アンソニーロビンズ日本事務局長、ブライアントレーシージャパン株式会社の代表取締役会長、ジェイエイブラハムジャパン株式会社の代表取締役会長、ドラッカー学会推進員などを歴任。日本人の経済教育、歴史教育、道徳教育をライフワークとして力を注いでいる。これまでにギリシャ哲学、インド哲学、東洋思想など探求し、西洋と東洋を融合した和魂洋才の経営哲学を確立。「精神的にも経済的にも豊かな日本に向けての貢献したい」という想いから、「絆徳の経営スクール」を立ち上げ、経営教育の流通に努めている。Apple 創業者スティーヴ・ウォズニアック、YouTube創業者チャド・ハーリー、Twitter 創業者ビズ・ストーンなど日本に招聘し、世界トップクラス経営者によるビジネスセミナーのイベント規模において最大規模の実績を持つ。
構成/DIME編集部
大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。 人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考...