大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。
人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考え込んでしまった経験はありませんか?そして、ギモンと向き合うのが面倒だからと、スルーしてストレスを抱えてはいませんか?
今回は、事業成長の専門家で 「絆徳の経営スクール」を主宰する清水康一朗氏による著書『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』から一部を抜粋・編集し、人生を圧倒的に生きやすくするギモン解消のヒントを紹介します。
どうしたらこの状況から抜け出せる……?
《A》『仕事との向き合い方をアップデートせよ』
まずは、仕事との向き合い方を改める必要があります。ただ、それは、現状のようなステートが低い時や、仕事に追われ続けているような毎日の中では、なかなか難しいことですから、今できることは、やはり「まず休む」こと、仕事から離れることです。
いやいや休めないよ、もしくは、休みにくい職場なのです、なんていう人がいるならば、仮病でもなんでもいいので休みましょう。なんなら熱くらい出しておきなさい(笑)。
そのくらいしっかりと休まないとリフレッシュできないものですし、それが今までできなかったからこそ、会社が嫌になったり、絶望や不安感にさいなまれたり、仕事が億劫になったりというループから抜け出せないのです。
本来、人間には自然治癒力が備わっていますので、通常の気持ちの落ち込みや身体の不調は、半日から1日休めば、相当に回復するはずです。もちろん、重度のうつ状態になれば、それは「心の風邪」ではなく「心の骨折」レベルとなっていて、しばらくお休みが必要かもしれません。まず、あなたに必要なのは、自然治癒力が機能するための時間確保です。
善は急げ、です。早速、半日でも休んでみてはいかがでしょうか。もしかしたら、近くの温泉でゆっくりする、マッサージで2時間休憩する、友人とカラオケする、ただそれだけで改善する、ということはよくあることです。
今は未来を気にしないで、自分にはリカバリーの時間が、人生のために必要なのだ、と本気で思ってください。
健康管理は仕事、とも言われますが、休むことで状態をよくすることは、周りのためにも大切なことと理解してください。でなければ、一生このギモンはあなたに付きまとって、あなたやあなたの周りの人を苦しめてしまうことでしょう。
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『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』
著者:清水康一朗
発行:株式会社日本経営センター(フローラル出版)
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清水 康一朗 しみず・こういちろう
ラーニングエッジ株式会社の代表取締役社長。Forbes オフィシャルコラムニスト。2022年1月発刊『絆徳経営のすゝめ 100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?』の著者。「絆徳の経営スクール」代表。会員1.3万人のコミュニティ「社長の教養」を主宰。セミナーズの創始者。鮎川義介氏などの日本的経営の研究のみならず、アンソニーロビンズ日本事務局長、ブライアントレーシージャパン株式会社の代表取締役会長、ジェイエイブラハムジャパン株式会社の代表取締役会長、ドラッカー学会推進員などを歴任。日本人の経済教育、歴史教育、道徳教育をライフワークとして力を注いでいる。これまでにギリシャ哲学、インド哲学、東洋思想など探求し、西洋と東洋を融合した和魂洋才の経営哲学を確立。「精神的にも経済的にも豊かな日本に向けての貢献したい」という想いから、「絆徳の経営スクール」を立ち上げ、経営教育の流通に努めている。Apple 創業者スティーヴ・ウォズニアック、YouTube創業者チャド・ハーリー、Twitter 創業者ビズ・ストーンなど日本に招聘し、世界トップクラス経営者によるビジネスセミナーのイベント規模において最大規模の実績を持つ。
構成/DIME編集部