コミュニケーションのほとんどが説明の要素に
伝え方すなわち説明が上手になることは、ビジネスシーンだけでなく日常生活でも重要な要素となる。人と人とのコミュニケーションのほとんどに説明の要素が入っているからだ。説明が上手い人=頭が良い人と言われることも多い。
説明のスキルを鍛えることは、最もベーシックで最も活躍の機会が多く、最もあなたの実績やイメージを変える可能性があると、井手さんは新刊書で主張している。日常生活にも役立つ伝え方のスキルを、型を使って、効率的に身に着けよう。
井手やすたか(いで・やすたか)さん
博報堂ケトル
コピーライター/クリエイティブ・ディレクター
1980年生まれ、佐賀県出身。2004年東京大学経済学部卒業、博報堂に入社。マーケティング戦略プランナーを経て、2008年からコピーライターに転身。コピーライターになった当初は、仕事もヒットせず賞もとれない日々が続く。
このままではいけないと、世の中の名作コピーや名言の仕組みを論理と感性の両面から分析することに没頭。長い時間をかけて、その独自の方法論を見出し、少しずつ結果が出始める。
2024年現在、コピーライターとして培った「言葉の技術」を得意とするクリエイティブディレクターとして、数々の広告キャンペーンやブランド戦略、PRでの話題化、商品開発/事業開発など幅広い案件を手掛けながら、社内外でコピーライティングやコミュニケーションに関する研修・講義などを精力的に行っている。2022年~、出身地・佐賀市の情報発信強化アドバイザーに就任。
国内外の主要な広告賞を20種以上受賞。Cannes Lions、AdFest、D&AD、NY Fes、LIA、Spikes Asiaなどの国際賞や、TCC新人賞/TCC賞ファイナリスト、ACC、日本ネーミング大賞、PRアワード、朝日広告賞、広告電通賞、グッドデザイン賞ベスト100、ギャラクシー賞、ユーキャン新語・流行語大賞などの国内賞も。新刊書は「伝え方図鑑 当てはめるだけで『結果』が変わる!コミュニケーション・フレーム73」(SBクリエイティブ発刊、定価1870円)。
文/柿川鮎子