この酒に高速一瞬!カーツさとうのツマミ教室
二十発目「森の香りにイカ臭さが合う! “超高速サキイカ天”」
またもテレビのCMで、
「飲みてェ~」
って即座に思った缶のアルコール飲料を見つけました。
キリンの『PREMIUM ジンソーダ 杜の香(もりのか)』でございます。
最近、ジンを割った缶のお酒がいくつかで出てるけど、この商品は使ってるジンが特徴的。
そもそもジンの定義って『香草やスパイス(これらをまとめてボタニカルと呼んでます)で香り付けした、アルコール度数37.5度以上の蒸留酒。ただし香り付けのボタニカルにはジュニパーベリーが入ってなければいけない』なんですね。ちなみにジュニバーベリーは日本語だと『西洋ねづの実』ね。
ようするにボタニカルにジュニパーベリーは必須だけど、あとはどんなボタニカルを使ってもいいんですよ。柑橘系の果皮だったりリコリスとかコリアンダーとか。最近増えてきた国産のクラフトジンだと山椒使ったりするのも多いすね。ま、そうやってボタニカルに何を使うかで、それぞれジンの個性をつくりあげてるワケです。
そんな中! この『PREMIUM ジンソーダ 杜の香(もりのか)』が使ってるボタニカルは、なんとジュニパーベリーのみ! もちろん海外のジンにはジュニパーベリーだけのヤツもあることはあるけど、まぁ~思い切ったことするなァ~と。こりゃ呑んでみたいなぁ~と。
↑『PREMIUM ジンソーダ 杜の香(もりのか)』(キリン)。350ml缶。近所のスーパーで190円でした。
いや~分かりやすく「ウマイッ!」ジンソーダでした。でさ、調べたら、この『PREMIUM ジンソーダ 杜の香(もりのか)』に使用されてるボタニカルがジュニパーベリー100%のジン自体も売ってるのよ。その名もズバリ『PREMIUM GIN 杜の香』。
なんとお値段は、キリンの販売サイトで『3960円』! 『PREMIUM』って冠打ってるから安くはないだろうと思ってましたが、まぁ~高級なジンですよ。オレが普段呑んでるロンドン系のジンなんて千円チョイですからね、おいそれと買えませんよ。
それなのにそんな高級なジンを割ったジンソーダが190円!!
ハッキリいいます。こりゃイイわ! あんまり良すぎるんで、ここまでの前書きが長くなってしまい大変申し訳ありません。ってことにこれに合わせて、超簡単かつ最強のオツマミをご紹介いたします。
『超高速サキイカ天』です。
食べたことある? サキイカの天ぷら。あの乾き物のサキイカをかき揚げ的な天ぷらにしたヤツなんですが、これが本当にツマミとして破壊力抜群。
最強レシピを大公開!
でも揚げ物だから、料理しない人は作るの躊躇するだろうと、超簡単にあの味を再現する調理法を、試作8回で見つけ出しました! さぁ~以下がレシピじゃ。写真多めで丁寧に説明したんで、すぐに作ってみてくんろォォォォ!
材料(天ぷら1枚分)
○サキイカ:ザクッと一掴み程度。写真の量くらいで1枚分だと思ってください。
○マヨネーズ:量は後述
○薄力粉:量は後述
○食用油:量は後述※写真ではゴマ油が写ってますが、ゴマ油でもサラダ油でも、オリーブオイル(今メチャクチャ高いが)でも、植物性の油ならなんでもよし。
※あとアルミホイルとオーブントースターを使用します。
ボールでも丼でもいいんですが、深底の容器にサキイカを入れて、キッチンバサミで眺めのサキイカを切って、だいたい2~3cmくらいに揃える。これは後でサキイカと天ぷらの衣を均等に混ざりやすくする為ですが、まぁ~テキトーでいいです。目立ってヤケに長いヤツとかを中心に切ってください。
切り終えた図。ま、切り揃えるといってもこの程度のテキトーさで問題なし。
サキイカの上からマヨネーズをジュルジュルかける。かける量は、次の工程で説明してあります。とりあえずてきとーに掛けてください。で、マヨネーズかけたらスプーンかなんかでサキイカとマヨネーズを混ぜる。
サキイカとマヨネーズを混ぜた図。でもこれじゃマヨネーズは足りない。容器に、サキイカにまとわり付かなかったマヨネーズがちょっと余ってるくらいの混ざり具合にしたい。