小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

Wordの変更履歴を表示しない方法と注意点

2024.10.16

Microsoft Wordの変更履歴機能は、文書の編集過程を追跡するのに便利なツールだ。しかし、最終的な文書を共有する際には、これらの変更履歴を非表示にしたいケースも多い。

本記事では、Word(ワード)で変更履歴を表示しない方法について、簡単な手順を解説する。

Wordの変更履歴機能とは?

Word(ワード)の変更履歴機能は、文書内のすべての変更を記録し、誰がいつどのような編集を行ったかを追跡できる機能だ。

この機能は、複数人で文書を編集する際や、文書の改訂履歴を管理する場合に特に有用だ。

変更履歴機能を有効にすると、追加されたテキストは下線付きで表示され、削除されたテキストは取り消し線で表示される。また、文書の余白には、変更を行った人物や日時などの情報が表示される。

しかし、最終的な文書を共有したり印刷したりする際には、これらの変更履歴を非表示にしたい場合がある。以下では、変更履歴を表示しないための3つの方法を詳しく解説する。

変更履歴を表示しない3つの方法

変更履歴を表示しないためには、主に3つの方法がある。状況に応じて適切な方法を選択しよう。

■変更履歴の記録を停止する

変更履歴の記録を停止する

この方法は、変更履歴の記録自体を停止するものだ。以下の手順で実行できる。

  1. 「校閲」タブをクリックする。
  2. 「変更履歴の記録」ボタンをクリックして、ボタンの強調表示を解除する。

この操作により、それ以降の変更は記録されなくなる。ただし、既に記録された変更履歴は残ったままになるので注意が必要だ。

■すべての変更を受け入れる

すべての変更を受け入れる

この方法は、記録された全ての変更を確定し、変更履歴を消去する。以下の手順で実行できる。

  1. 「校閲」タブをクリックする。
  2. 「変更の承諾」ドロップダウンメニューをクリックする。
  3. 「すべての変更を反映し、変更記録を停止」を選択する。

この操作により、すべての変更が文書に反映され、変更履歴が消去される。ただし、この操作は元に戻せないので、実行前に文書のバックアップを取ることをおすすめする。

■変更履歴の表示をオフにする

変更履歴の表示をオフにする

この方法は、変更履歴自体は残したまま、その表示だけをオフにする。以下の手順で実行できる。

  1. 「校閲」タブをクリックする。
  2. 「変更履歴の表示」ドロップダウンメニューをクリックする。
  3. 「変更履歴の表示/コメントなし」を選択。

この操作により、変更履歴は保持されたまま、通常の文書として表示される。後で再び変更履歴を表示したい場合は、同じ手順でチェックを入れれば良い。

変更履歴を非表示にする際の注意点

変更履歴を非表示にする際には、いくつかの注意点がある。これらに配慮することで、トラブルを防ぎ、効果的に文書を管理できる。

■元のデータを保存する

 変更履歴を非表示にしたり、すべての変更を受け入れたりする前に、必ず元の文書のバックアップを取っておくことが重要だ。特に、「すべての変更を受け入れる」操作は元に戻せないため、慎重に行う必要がある。

バックアップを取る方法はいくつかある。まず、文書を別名で保存する方法がある。これは簡単で確実な方法だ。次に、文書全体をコピーして新しい文書に貼り付ける方法もある。

この方法は、元の文書の形式や設定をそのまま保持できる利点がある。さらに、クラウドストレージサービスを利用して、自動的にバージョン管理を行う方法もある。

この方法は、複数のバージョンを簡単に管理できる点で優れている。

これらの方法を適切に活用し、重要な文書の編集履歴を安全に保管しよう。定期的なバックアップの習慣をつけることで、不測の事態にも対応できる。

■共同編集時の配慮

複数人で文書を編集している場合、変更履歴を非表示にする前に、全員の編集作業が完了していることを確認する必要がある。

また、変更履歴を非表示にする際は、共同編集者全員に事前に通知することが望ましい。これにより、意図しない変更や情報の損失を防ぐことができる。

さらに、共同編集を行う際はいくつかの点に注意するとよい。まず、編集権限の設定が重要だ。必要に応じて、文書の特定の部分にのみ編集権限を与えることで、不要な変更を防ぐことができる。

次に、コメント機能の活用も効果的だ。変更履歴とは別に、コメント機能を使って意見交換を行うことで、文書の内容を損なうことなく議論を進められる。

最後に、バージョン管理も忘れてはならない。定期的に文書のバージョンを保存し、必要に応じて過去のバージョンを参照できるようにすることで、編集の過程を追跡しやすくなる。

これらの配慮により、スムーズな共同編集と、最終文書の品質向上を図ることができる。チーム全体でこれらを共有し、効率的かつ効果的な文書作成を目指そう。

まとめ

Word(ワード)の変更履歴機能は非常に有用だが、最終的な文書では非表示にしたいケースも多い。変更履歴を表示しない方法には、記録の停止、すべての変更の受け入れ、表示のオフの3つがある。

状況に応じて適切な方法を選択し、効果的に文書を管理しよう。

変更履歴を非表示にする際は、元のデータを保存することと、共同編集時の配慮を忘れずに。これらの注意点を守ることで、文書の編集履歴を安全に管理しつつ、クリーンな最終文書を作成することができる。

Word(ワード)の変更履歴機能を適切に活用することで、文書作成の効率と品質を大幅に向上させることができる。本記事で紹介した方法を参考に、自身の作業スタイルに合わせた最適な使い方を見つけていこう。

構成/編集部

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。