気づかずに怪しいサイトを開いてしまったら、不安が募るもの。今回は、開くと危険なサイトの定義を紹介しながら、すぐに試したほうがいい対処法を紹介します。
目次
危ないサイトを開いてしまい、個人情報が漏えいしないか不安、という方も多いのではないだろうか。結論、危ないサイトを開いたら、すぐに対処することが大切だ。
本記事では危ないサイトを開いてしまった場合の対処方法について解説する。また、危ないサイトをそもそも開かないためのポイントについてもまとめた。
危ないサイトとは?
危ないサイトとは「ユーザーに何らかの被害をもたらすサイト」とここでは定義する。具体的には、ユーザーの個人情報を盗んだりウイルスに感染させたりするサイトを指す。
このようなサイトには近づかないことが大切だ。もしアクセスしてしまった場合すぐにサイトを閉じて、当記事で解説する手順で対処しよう。
とはいえ、一目見ただけでは、危ないサイトかどうか分からない方もいるかと思う。そこで危ないサイトの特徴をまとめる。このような特徴に当てはまったら怪しいと思うべきだ。
- 「ウイルスに感染しています!」など不安を煽る文が繰り返し表示される
- 会社情報などが正しく掲載されていない
- 怪しいリンクや広告が表示されている
- 不自然な日本語が多い
- 勝手に別のページに誘導される
危ないサイトを開いてしまったらどうなる?
危ないサイトを開いてしまうと、次の3つの被害に遭う可能性がある。
- ウイルス感染
- 個人情報の漏えい
- カードの不正利用
1つ1つの被害内容について詳しく解説していく。
■1.ウイルス感染
サイトにアクセスしたことがきっかけで、パソコンに勝手にソフトをダウンロードされてしまうことがある。そのソフトがウイルスソフトだった場合、ソフトがパソコンに常駐してしまい、被害をもたらす可能性がある。たとえば、パソコンが急に重くなったり、急にブラウザなどに広告が大量表示されたりした場合、ウイルスに感染している場合がある。
■2.個人情報の漏えい
危ないサイトにアクセスすると、個人情報が漏えいする可能性がある。個人情報が漏えいするのは主に、そのサイトにアクセスして情報を記入した場合だ。
たとえば、偽の銀行サイトを本物だと思い込み、間違えて住所を入力してしまった場合、その情報が盗まれてしまう。個人情報を盗まれると、他の業者に売りつけられてしまうこともあり、電話やメールが大量に来るといった場合がある。
■3.カードの不正利用
偽りのショッピングサイトにクレジットカード情報を入力すると、その情報を盗まれてしまい、カードを不正利用されてしまう恐れがある。このような手口はフィッシング詐欺と呼ばれている。
万が一情報を入力してしまったら、カード会社に連絡してカードの利用を止めてもらうことも検討しよう。また、明細を確認して、不正利用されていないか確認することも大事だ。
危ないサイトを開いてしまった場合の対処法
危ないサイトを開いてしまった場合、速やかにサイトを閉じて、ネット接続も一旦解除することが大切だ。その後に次の3つを行っておくことをおすすめする。
- クッキーとキャッシュをクリアする
- パスワードを変更する
- ウイルススキャンを行う
1つ1つの対処法について詳しく解説していく。
■1.クッキーとキャッシュをクリアする
まず、ブラウザのクッキーとキャッシュをクリアすることが大事だ。
Chromeの場合、画面右上の三点マークをクリックし、「閲覧履歴データを削除」を選ぶ。
Cookieとキャッシュにチェックを入れて「データを削除」をクリックする。これで、クッキーとキャッシュが削除される。
■2.パスワードを変更する
アカウントへの不正利用を防ぐために、パスワードの変更を行っておこう。銀行やクレジットカードのサイトのパスワードは優先的に変更したい。その他、Googleアカウントのパスワードも変更しよう。
Googleアカウントのパスワードを変更するには「セキュリティ」をクリックする。ここから「パスワード」を選ぶことで変更可能だ。
■3.ウイルススキャンを行う
ウイルス対策ソフトをインストールして、ウイルススキャンを行うことも大切だ。ウイルスを検知し、削除を行ってくれる。