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Excelで数値の合計を簡単に算出する数式の基本とSUM関数の上手な使い方

2024.10.25

一括で複数範囲の合計を求める方法

一度に複数のセル範囲を指定して合計を求めたい場合も、SUM関数が役立つ。例えば、A列とB列のデータを同時に合計したい場合、次のような数式を使う。

=SUM(A1:A5, B1:B5)

この方法を用いることで異なる範囲の合計であっても一度に計算できる。大量のデータを扱う場合も、効率的に作業が進むので覚えておこう。

SUM関数の応用編

SUM関数の基本を理解したら、次は応用編だ。ここでは、条件付きの合計や複数シートにまたがる合計の計算方法を紹介する。

■SUMIF関数を使った条件付き合計の計算方法

特定の条件を満たすデータのみを合計したい場合は、SUMIF関数が有効だ。例えば、「売上が1万円以上のデータを合計したい」という場合、次のような数式を使う。

=SUMIF(A1:A10, “>=10000”)

手順①

手順②

この手法を用いることで条件に合致するデータだけを簡単に合計できる。特定の条件に基づいて集計したいときに便利な関数だ。

■異なるシートにまたがるデータの合計方法

複数のシートにまたがるデータを合計する方法も、エクセルでよく使われる。

例えば、シート1とシート2のA1にある数値を合計したい場合、次のような数式を使う。

=SUM(Sheet1!A1, Sheet2!A1)

この方法で、異なるシート間の数値をまとめて計算できる。複数のデータソースを一つに集約するのに便利だ。

■複数シートのデータを効率よく合計する応用テクニック

複数のシートにわたるデータを一括で合計したい場合、シート名を指定して範囲を広げることで対応できる。

例えば、シート1からシート3までのA1セルを合計するには、次のような数式を入力する。

=SUM(Sheet1:Sheet3!A1)

このテクニックを使うと、複数シートのデータを効率的に集計できる。大量のデータを処理する際に特に有用だ。

【エクセルでの数値の合計の出し方応用テクニック】SUMPRODUCT関数で効率的に合計を出す

SUMPRODUCT関数は、複数の範囲の数値を掛け合わせて合計を求める関数だ。特に、売上データや数量データの集計に便利で、複数の条件が絡む計算をシンプルに行うことができる。

この例で「数量 × 単価」の総売上を求めるために、SUMPRODUCT関数を使う。

<計算方法>

セルB2からB6に数量、セルC2からC6に単価が入力されている場合、次の数式を使用する:

=SUMPRODUCT(B2:B6, C2:C6)

この数式は、A列とB列の数値をそれぞれ掛け算し、その結果を合計する。つまり、5×200 + 3×500 + 7×150 + 2×1000 + 6×300 という計算が一度に行われ、総売上が算出される。

SUMPRODUCT関数は複雑な掛け算と合計を一度に処理できるため、複数の条件を一括で集計したい場合に特に役立つ。

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