その人がいるだけで場の空気が明るくなったり、好印象を持たれることが多かったり、愛想が良い人っていますよね。
愛想が良いと言われる人は、どのような仕草や言動をしていると思いますか?
今記事では、愛想が良い人の特徴、愛想を良くするための方法をレクチャーしていきます。
「愛想」とは
「愛想」の意味は?
まず、「愛想」とはどんな意味の言葉なのかを見ていきます。
小学館のデジタル大辞泉によると、「愛想」は
・人に接するときの態度。また、人当たりのいい態度。
・人に対する好意・信頼感。
ということを表す言葉となります。
「人と接する」「人に対する」とあるように、他人と関わり合いになるときに相手に与える態度や印象などを指しています。
「愛想」と「愛嬌」の違い
「愛想」と同じような使い方として、「愛嬌」という言葉があります。
愛嬌は、同じく小学館のデジタル大辞泉によると、
・にこやかで、かわいらしいこと。
・ひょうきんで、憎めない表情・しぐさ。
・相手を喜ばせるような言葉・振る舞い。
という意味を持ちます。
この2つの言葉の違いは、「愛想」は人にいい感じを与えるために示す態度や動作を指し、「愛嬌」はその人にもともと身についたものを指すとされています。
愛想が良い人の特徴
次に、愛想が良い人にはどのような特徴があるのでしょうか。ここでは、愛想が良い人が持つ特徴を説明していきます。愛想が良い人になりたいと思う人は、ぜひチェックしてみてください。
1.笑顔で人と接する
愛想が良いと聞いて、思い浮かべる人のほとんどが笑顔ではないでしょうか。そのくらい、笑顔でいることは愛想が良い人の大きな特徴と言えます。
笑顔は周囲の人にも伝染していきます。その効果もあって、その人がいるだけでその場の雰囲気が明るくなっていきます。
2.コミュニケーション能力が高い
愛想が良い人は、コミュニケーション能力が高いという特徴を持っています。
コミュニケーション能力が高い人は、周囲やその場の空気を読むことができます。また、相手の話を興味を持って聞いたり、相手の気持ちに共感することを自然と行えます。
3.気分が浮き沈みが少ない
気分によってコロコロと言うことやすることが変わる人と一緒にいると振り回されてしまいますよね。そんな気分屋と呼ばれる人と、愛想が良いと言われる人は正反対にあります。
愛想が良い人は嬉しいことがあったときなどにはテンションが上がることもありますが、周囲が嫌悪感を与えるほどの気分の上下はありません。いつ会っても不安定なところがなく落ち着いているところも、愛想が良い人の特徴の1つと言えます。
4.自己主張をしない
愛想がいい人は周囲の状況を読み取り、自分の希望よりも相手の希望を優先させる傾向があります。この行動は周囲から協調性のある人に見えることから、愛想の良い人と思われるようです。
しかし、その一方、自己主張をせずに相手に合わせる姿は「何を考えているかわからない」といったマイナス部分として一部の人から受け取られてしまうこともあります。
愛想良くする方法
次に、愛想を良くするために今日からできるポイントを4つ紹介していきます。少し意識するだけでも印象は変えることができるので、ぜひ今日からコミュニケーションに取り入れてみてください。
1. 自分から明るく挨拶する
挨拶は相手との関係構築の第一歩です。自分から挨拶を行なうことで、積極的にコミュニケーションを取りたいという意思表示にもなります。挨拶を受けた相手はあなたに好意的に接するようになっていくでしょう。
挨拶は自分から毎日続けてください。次第に挨拶から会話が生まれていき、その相手と円滑なコミュニケーションを取れるようになっていきます。
2.常に笑顔でいることを意識する
特徴でも取り上げたように、愛想の良い人はいつも笑顔です。同じ内容を話し合うとしても、真顔と笑顔では何倍も笑顔の人のほうが印象は良くなります。
いきなり笑顔と言われても、苦手な人もいるでしょう。そんな人は、目の力を抜いて、口を「い」の形にするイメージで、口角と頬を持ち上げるように笑ってみてください。うまくできなくても徐々に綺麗な笑顔を作れるようになっていきます。
3.話すのではなく、興味関心を持って聞く
人と会話をするときには、聞き役になることを意識しましょう。興味関心を持って聞くとは、相手の意見を否定せずに、少しオーバー気味に相槌を打つなどリアクションをすることを言います。
人は興味を持って話を聞いてくれていると思うと、聞いてくれる人に居心地の良さや信頼感を抱いていきます。
4. 「すみません」ではなく「ありがとう」を使う
何か手伝ってもらったとき、感謝の場面で「すいません」と無意識に言ってしまう人が多くいます。これを「すいません」ではなく、「ありがとう」を使うように意識してみてください。
「ありがとう」という感謝の言葉は、ポジティブな感情を促し、円滑な人間関係を築くことができます。
文・構成/藤野綾子