呼吸器系の医療や三菱・自動車関連におけるMVV
ここからは、企業における意味とは異なる「MVV」をご紹介します。
呼吸器系の医療、もしくは三菱・自動車関連におけるMVVの意味は以下のとおりです。
・呼吸器系の医療におけるMVV……最大努力換気量
・三菱・自動車関連におけるMVV……リーンバーンエンジンの名称
それぞれのMVVが何を指すのか、確認しておきましょう。
■呼吸器系の医療におけるMVV
呼吸器系の医療において、MVVは「最大努力換気量」を意味します。最大呼吸努力によって達成できる換気量はどれほどかを表すものです。
12秒、もしくは15秒間の最大換気量をスパイロメータで測定し、60秒になるように計算し直した数値が測定値として算出されます。
また、安静時の呼吸をサンプリングしたMV(分時換気量)という用語もあります。
■三菱・自動車関連におけるMVV
三菱・自動車関連におけるMVVとは、リーンバーンエンジンの名称です。ミツビシ・バーチカル・ボルテックスの略称であり、縦渦層状吸気リーンバーンエンジンとも呼ばれています。
燃焼制御技術などを応用したもので、安定した希薄燃焼によって燃費の改善やCO2の排出量の削減などといった効果があるエンジンです。MVVは、「トッポBJ」「パジェロミニ」などの車両に使用されています。
MVVという言葉を正しく理解しよう
「ミッション(Mission)」「ビジョン(Vision)」「バリュー(Value)」の略語であるMVVは、企業経営の中核に置くべき経営方針を指すものです。
MVVは、従業員にとっての羅針盤となり、また企業の存在価値の明確化につながるため、多くの企業や組織が策定に力を入れています。MVVを策定する際は、事業や根本的な思想を整理して市場ニーズや社会環境、ステークホルダーを分析するなど、一つひとつの手順を大切に進めていきましょう。
また、使用するシーンによってはMVVが異なる意味で用いられることがあります。MVVの持つ複数の意味を理解して、正しく使い分けられるようになりましょう。
構成/chihaya