採用活動において求職者の実績や勤務態度、キャラクターなどを知るために、現職の上司や同僚にヒアリングを行う「リファレンスチェック」。実際のところ、導入している企業はどの程度存在し、またその効果のほどはどの程度なのだろうか?
エン・ジャパンが運営するリファレンスチェックサービス「ASHIATO」はこのほど、人事部に所属する全国のビジネスパーソン1,089名を対象に、「リファレンスチェックに関する実態調査(定点調査)」を実施し、その結果を発表した。
71.0%の会社でリファレンスチェックの結果が面接時評価とは異なった採否判断につながっている
リファレンスチェック導入企業の人事担当者200名を対象に、リファレンスチェックの結果により、面接時評価とは異なる採否判断につながったことがあるか質問したところ、30.0%が「面接時評価とは異なり、採用になったことがある」、41.0%が「面接時評価とは異なり、不採用になったことがある」と回答した。
合わせると71.0%の会社でリファレンスチェックの結果が面接時評価とは異なった採否判断につながっていることが明らかになった。
【Topic】あなたが所属する会社では「リファレンスチェック」の結果、面接時評価とは異なる採否判断につながったことはありますか?(n=200・単一回答方式)
人事担当者の84.0%が採用時の経歴・実績確認に不安を感じていると回答
人事部に所属する全国のビジネスパーソン1,089名を対象に、所属する会社では採用時の経歴・実績確認の実施が十分に行われているか質問したところ、16.1%が「十分だと思う」と回答した。
一方で、54.5%が「少し不安を感じるが問題ないと思う」、29.5%が「不安を感じる」と回答、「少し不安を感じる」、「不安を感じる」を合わせると84.0%が採用時の経歴・実績確認に不安を感じていることがわかった。
Q1.経歴詐称問題が大きな社会問題となっています。あなたが所属する会社では採用時の経歴・実績確認の実施が十分に行われていますか?(n=1,089・単一回答方式)