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体調が悪そうな相手を気遣う「お大事に」というひと言。
日常的に何気なく使っている日本語のひとつですが、英語ではどのように表すのでしょうか?
今回は「お大事に」を表す、6つの英語フレーズをご紹介します!
日本語の「お大事に」とは
まずは日本語での「お大事に」というひと言を、見直してみましょう。
日本語の「お大事に」は、「お大事にしてください」や「お大事になさってください」などを省略したもので、主に親しい相手に使うカジュアルな表現です。
「お大事に」の「大事」とは、“重大な事柄や大変なこと、容易でないこと”などを意味する言葉です。
「お大事に」というひと言では、相手が具合を悪くしていることを“大変なこと”として、早く良くなることを願い、労りの気持ちを伝えています。
「お大事に」はカジュアルに省略された表現なので、フォーマルに伝えたい場合には「お大事にしてください」と略さずに言うのが良いでしょう。
「お大事に」を表す英語フレーズ6つ
具合の悪い相手に使う「お大事に」というひと言。これを表す英語フレーズをご紹介していきます。以下、()内は直訳に近い表現です。
【1】「Get well.」
「Get well.」(よくなってね)
「Get well.」は健康状態が、“well”(良い)状態になると言う意味であり、「お大事に」「元気になってね」と言うニュアンスで使われます。
次のように“soon”を付ける場合も多いです。
「Get well soon.」(早くよくなってね)
また、次のように長めのフレーズで伝えることもできます。より丁寧な印象で「お大事に」と伝えることができます。
「I hope you will get well soon.」(早く良くなることを願っています)
【2】「Get better.」
「Get better.」(よくなってね)
使い方やニュアンスは、上記で紹介した「Get well.」とほとんど変わりません。
健康状態が、“better”(より良い)状態になるといいね、という意味であり、具合が悪い人への「元気になってね」というフレーズです。
「Get well.」と同様に、“soon”を付け加えることもできます。
「Get better soon.」(早くよくなってね)
【3】「Feel better.」
「Feel better.」(気分がよくなるといいね)
“feel”は「感じる」「思う」などの意味を持つ単語です。「気分や体調が良いと感じるようになって欲しい」という気持ちを表すひと言です。
「Feel better.」は、「Get well.」や「Get better.」と同様に「お大事に」に相当する、定番の英語フレーズです。
丁寧に表現したい場合は、下記の様に付け加えることもできます。
「I hope you feel better soon.」(早く良くなることを願っています)
【4】「Take care.」
「Take care.」(お大事に)
「take care of~」は「?を大事にする」、「?の世話する」という意味です。
「Take care.」というひと言は、相手の健康を気遣う「お大事に」という意味、もしくは定番の別れ際の挨拶として、「気をつけてね」「元気でね」という意味でも使われています。
また、下記の様に付け加えることで、日本語の「ご自愛ください」に近い丁寧な表現ができます。
「Please take care of yourself」(ご自愛ください)
他にも、下記の様に“good”を入れることで、「ご自分をよくお世話してあげてください」という意味合いが込められます。
「Take good care of yourself.」(お大事にしてください)
【5】「Wish you a fast recovery.」
「Wish you a fast recovery.」(早い回復を願っています)
具合の悪い人や怪我をした人などへのお見舞いの言葉として使われる、定番の英語フレーズのひとつです。
口頭よりは、手紙やメールなど文章で使われる場合が多いです。
「速い」や「高速な」という意味の“fast”の代わりに、「速い」、「迅速な」などの意味を持つ“speedy”などを使うこともできます。
「I wish you a speedy recovery.」(迅速な回復を願っています)
【6】「Get some rest.」
「Get some rest.」(よく休んでください)
具合の悪い人や、疲れていそうな人へ向けて使われるフレーズです。体を休めて回復して欲しいという気持ちを込めたフレーズです。
仕事が忙しすぎる人などに向けても「少し休んだら?」というニュアンスで使えます。
英語で「お大事に」と伝えよう!
相手との関係性や相手がどんな具合かによって、「お大事に」の英語表現も変わってきます。
その時々に相応しい「お大事に」を見つけましょう。
文/まなたろう